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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buck
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iittala Birds by Toikka -SongtrushとRakatti
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SongtrushとRakatti。一見すると似ているんだけれど、実際に並べてみると実はかなり異なる2羽のバード。
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1984年から1986年までつくられていたSongtrush。そしてその特別な製法を元に2012年に200体限定でつくられたRakatti。そんなでこの2羽は親子のような関係なんだけど、実際に並べてみるとデザイン的にかなり異なる事に気付く。
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僕的にSongtrushとRakattiが決定的に異なると思う一番のポイントが頭。他の多くのバード同様、マスク(顔)とクチバシが一体となっているRakattiに対し、Songtrushのクチバシはあくまでクチバシ。ぐーんと引き延ばされたガラスの頭部に小さなクチバシが付いているのがSongtrush。
勿論RakattiもSongtrushもかなり個体差があるような感じがするバードなので一概にはこうだとは言えないんだけれど、この頭部の作りの違いが生み出す印象の差はかなり大きい。
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SongtrushもRakatiiもマウスブローによって膨らんだ球体のガラスにハサミを入れてつくる特殊な製法によって生み出されたバードなんだけど、ボディーのカタチも結構異なる。
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基本三角形のボディーを持つSongtrushに対してRakattiのボディーはハート型。これまたかなり個体差があるので一概には言えないんだけれど、写真で見た多くのRakattiは試作品を含め『ハト胸+ほぼ直角にせり上がった首』がとても特徴的で、これによりトイッカのバードとしては珍しく『横フォーマット』の鳥ではなく『縦フォーマット』となっているのが僕的にはこのRakattiがトイッカのバードたちの中でも特別だと思う大きな理由。
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ペンチのような工具で挟んでつくられた尾もかなり異なる。Songtrushの尾は首同様に結構長めにぎゅーんと引き延ばされていて中々見応えのある立派な尾となっている。それに対してRakattiの尾は半円形に近い丸みを帯びた短めのキュートな尾。
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そしてアタマに続きこれまた決定的に異なるのが『お尻』。細っそりスマートなお尻を持つSongtrushに対し、ぷっくり可愛らしくグラマラスなお尻をもつRakatti。他のバードでは見た事の無いこのRakattiのぷっくりお尻って、短い半円形の尾と相成ってとってもチャーミング(笑)。
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どちらも典型的なトイッカの脚付きバードの台座なんだけれど、Rakattiの透明な台座は光を透過&乱反射して宝石のようにキラキラと美しく輝く。
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2012年に販売されたScopeさんの4体の限定バードの中でも一番オリジナリティ溢れるRakatti。これが単にSongtrushの復刻やカラーバリエーションに留まるだけだったらそれ程興味は湧かなかったかもしれないけれど、他に似たバードの無いオリジナリティ溢れるその姿が僕がどうしてもこのバードを入手したかった一番の理由。
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実はRakattiがリリースされた直後にはどうしても元ネタとなったSongtrushがアタマをよぎり、Songtrushに似た感じの個体をイメージしてしまいイマイチぴんと来なかったんだけれど、時間が経つにつれRakattiはSongtrushの復刻ではなく全く異なるデザインのオリジナルバードなんだと自分なりに納得。
そうと気付いてから改めて制作ビデオや写真を見ているうちに重度の『Rakatti欲しい病』が発症(苦笑)。しかし個体差が大きいように思えたRakattiをどう注文して良いものかと頭を悩ませていた際にまさかの『わけありRakatti』の大量放出。今回こうして自分好みのRakattiを選ぶ事が出来た事は、実はお買い得だったセール価格よりも遥かに嬉しい出来事だった。
iittala Birds by Toikka -SongtrushとRakatti_c0030570_15362370.jpg
そしてRakattiを入手した事をきっかけにSieppoがうちにやって来たり、多分一生入手は出来ないだろうなぁと諦めていたSongtrushがあっさり手元にやって来たりと、バード蒐集って一つの流れが出来るとその流れに沿って意外な展開を見せてくれるのが毎度の事ながらとても面白い。

SongtrushとRakatti。似ているようで全く異なるデザインのこの二羽だけど、他に似たバードはいないという点では共通。最近コレクションに加わった新参バードながらも、僕のトイッカのバードコレクションの中で既に重要なポジションにある貴重なバードたち。
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by buckup | 2013-07-20 15:53 | Favorite。(283) | Comments(10)
Commented by miracomomo at 2013-07-20 17:34
うわ〜。最初の写真いいですね〜!ポストカードにした〜い!
Commented by ひろひろ at 2013-07-21 06:02 x
miracomomoさんに激しく同感!です!!!
光に映し出された影のうつくしいこと・・・そして、その瞬間を見事に切り取られたbuckさんの写真技術。どちらも、本当に、素晴らしいの一言に尽きます(うっとり)
Rakattiが、Songtrushを元に生まれたとはいえ、全く異なる素敵な魅力を持つバードだということがとてもよくわかりました♪ 実はワタクシも、元ネタのSongtrushにはイマイチそそられなかったゆえ、Rakattiには最初あまり興味無かったんです。(ぷっくり好き&ブルー好きなので、逃したAnoに思い入れが・・・涙)でも、お迎えしてみたら、本当に素敵なバードで。さすがはバードを見倒してこられたであろうシャチョウさんがオイバと作っただけのことはあるな~と思った次第です。
そして・・・罪なオトコ・buckさんのRakatti写真を拝見していると、前から欲しかったSieppon熱がどんどん高まってくるじゃないですか~(汗)でも、きっと、このブログ見ているRakattiホルダーは皆、「そうか、RakattiにSieppoが似合うんだな~」と思っているに違いなく。バードフェスでは猛烈な争奪戦になることが容易に予想され・・・玉砕覚悟で突っ込むべきかどうか、悩ましいところです・・・
Commented at 2013-07-21 13:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by buckup at 2013-07-23 16:20
miracomomoさん、ありがとうございます!最近太陽が高くてリビングに差し込む光の角度がイマイチで中々陰影の美しい写真が撮れないんですよー。その中にあって最初の一枚は奇跡的に撮れたってな感じで僕もとっても気に入っています(笑)。
Commented by buckup at 2013-07-23 16:29
ひろひろさんまで(笑)。とっても嬉しいコメントありがとうございます♪
僕はひろひろさんとは逆で。最初はRakattiにそそられなかったんですけど、ジワジワとその良さに気付き、実際に手にしてみれば他のバードには無い特別な魅力を持つ鳥だって事にビックリ。本当、このRakatti。入手出来て良かった、嬉しかった、素晴らしかったな一羽です!
Sieppo。これまた実際に手にして見るまでそれ程のモノとは思っていなかったんだけど、これも入手出来て良かったなぁーと心底思っているバードのひとつ(笑)。Sieppo、写真も撮り終わって記事にする準備は済んでいるので例の鳥フェスが終了したらUPしようと思っています(人気者のSieppoがこれ以上競争率上がらない為にも。笑)。

Rakattiを入手したおかげでSieppoがやって来て、予想外にSongtrushまで入手出来ちゃって。Rakattiって僕にとって幸福を呼ぶ緑の鳥かもしれません(笑)。
Commented by buckup at 2013-07-23 16:34
鍵コメさん。
そう、僕もビックリ。まさかねぇーと心臓ドキドキちゃいましたよ(笑)。お礼、書きに行った方が良いのかなぁーなんて思いつつ、引っ込み思案で恥ずかしがりやな僕(←コレ本当)は結局そのまま。やっぱりちゃんと行った方が良かったのかなぁーなんて少々後悔しています。

あ、ちなみに細々人知れず気ままにのモットーは変わりませんので、今まで通り変わらずにお付き合いお願いします(笑)。
Commented by かお at 2013-07-23 19:49 x
はじめまして、かおと申します。
Birdが好きだったことから、こちらのブログにたどり着いたという訳なのですが、とは言え、手持ちのBirdにも知識にも乏しく、buckupさんのお写真やテキスト、そして皆様のコメントなど、電信柱の影から(あまりにもハイレベルなので・・・)読ませていただいていました。
ほんとに素敵です。

sieppoの記事のup楽しみにしています。鳥フェスの後に・・(笑)
ほんと、競争率がグンと上がってしまいますよ〜!
実はその鳥フェスで以前から欲しかったsieppoと、これまた惹かれていた別の物も出そうなので、どちらにしようか激しく迷っています。
きっと一瞬で飛び立ってしまうのだろうなと、二兎追うものは一兎をも得ずにならぬよう、どちらかにしぼるつもりなのですが!それに悩みすぎて夢に出るほど(涙)。
こんなときbuckupさんならどうやって決断されるのでしょう・・・。
長文失礼いたしました。
これからも楽しませていただきますねー♫
Commented by buckup at 2013-07-25 17:47
かおさん、はじめまして&コメントありがとうございます♪
いえいえ、電信柱の影からなんて言わずに(笑)是非是非お気軽にコメント残して頂ければ幸いです。

しかし一気に174羽のバードを売りに出すなんて凄い企画ですよね。少なく無い数のSieppoも出るようだし、この機会に入手出来ると良いですね♪
同時に気になるバードが見つかった場合。結構あるんですよね、こういうシチュエーション(笑)。僕の場合は、まずどちらのバードの方が逃した後に入手し辛い(見つかり辛い)かを考え優先順位を決めます。とはいうものの、入手したいバードの価格が自分の考えていた額よりもかなり上回る場合、もしくは人気絶大で入手が難しそうな場合は、どんなにレアなバードでもサッと諦め2番手の安全牌を狙う事も多々アリです。
とにかく無理せず、自分に確信を持って、明確に、後悔無いモノを選べば自然と満足度も高くなると思いますです。
何だか良くわからないコメントになってしまいましたが、鳥フェス、大いに楽しんで、かおさんがお気に入りのバードを入手出来る事をお祈りしています(GETしたらまた教えてくださいね♪)。
Commented by かお at 2013-07-25 20:07 x
お返事ありがとうございます。
なるほど〜そうですよね。頭の中、スッと冷静になりましたよ〜。ありがとうございます。

実際にすべてのBirdの種類(わくわくです)、それぞれの数を見て、ですね。
buckさんのおっしゃる「無理せず確信を持って・・・」肝に銘じました!!
もし運良くGETできましたらご報告しまーす。
ありがとうございました。
Commented by buckup at 2013-07-28 20:37
かおさん。お返事遅くなり申し訳ない(汗)。ココ数日ちょっと忙しくてブログから数日離れていました。

いよいよ決戦の日は明日。狙う鳥は決まりましたか?いやぁーしかし本当に凄い数の鳥たちですよね。例の鳥もかなりの数が出品されているし、色を選べばもしかしたら入手もそれ程難しく無いかもしれませんね(でも大人気のScopeさんだから予想は全くつかないけれど)。

お望みのバード入手報告。期待しながら待っています!それではまた。グッド ラック!です(笑)。
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