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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buck
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iittala Birds by Toikka -Dyynia
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2015年に700体限定でつくられたDyynia。
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鮮やかな発色の優雅で伸びやかなラインのボディー。黄色い丸い頭にラスターのクチバシ。トイッカのファンタジー系のバードならではのとても可愛らしい印象の中型脚付きバード。
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丸い黄色い頭に青銀系のラスターのクチバシ。ラスターの隙間から見える地のガラスの色がブラウンに輝きとても美しい。
黄色のガラスには黒い点が混じりやすいようで、Dyyniaの黄色い頭にもポツポツと黒い点が混じっている。
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光の当たる窓辺に飾ると光をわずかに透過してオレンジ色っぽく輝く黄色い頭。黄色の発色の個体差による濃淡によって光の透過具合は変わると思うんだけど、この個体は光を透過すると頭とクチバシの先が「ぽっ」とオレンジ色に輝くのが美しい。
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Ibisのボディーにも通じる流線型のラインが美しいティアドロップ形状のボディー。落ち着いた秋色のボディーがとても美しい。
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ボディーのカラーは2015年の新色デザートとのことだけど、デザートのカステヘルミのキャンドルホルダーやアアルトベースと並べてみるとDyyniaのボディーの方が赤みの強いオレンジ色だということがわかる。
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尾はキュッと短く小さいIbisと同じ形状。この短い尾がとてもカワイらしい。
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丸い台座はガラスが厚くなるので他の部分よりも濃い色に。この台座に光が透過すると美しい琥珀色に輝きついつい見惚れてしまう(台座を透過して出来る影もまたとても美しい)。
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台座の裏にはサンドブラストによる"O.Toikka IITTALA xxx/700"の刻印。ヌータヤルヴィ工房とイッタラ工場併合後のあまりにも酷い初心者のような手彫りの評判がよほど悪かったのかこのDyyniaから手彫り刻印は減り味気のないサンドブラストによる刻印がメインに。限定バードはたとえ字体は酷くてもスペシャル感のある手彫りの方が良かったなと最近の味気無いサンドブラストの刻印を見る度に思ったり。
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Dynniaには元ネタというかモデルになったんじゃないかと思われるバードがある。それが1999年から2003年まで作られていたRinged Plover。
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丸い頭にスッと伸びたクチバシ。Ringed Ploverの丸い頭は吹きガラスじゃなくてガラス玉なのでルーペ効果があって中が空洞のDynniaの黄色い頭とは輝きが異なるけど、基本のデザインはとても似ている。
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DyyniaとRinged Ploverの一番の違いがRinged Ploverのスッと長く優雅に伸びた尾。優雅で伸びやかなラインを描くフォルムはとても似ているんだけど尾は異なる仕上げ。ボディーの大きさも異なり、Dyyniaの方が一回り大きい。
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トイッカ氏のスタジオにも飾られているRinged Plover。多分Ringed Ploverはトイッカ氏のお気に入りバードの一つでそれがモデルになったのではと僕は思っている。
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2015年の秋も深まった頃にわが家にやって来たDyynia。その直後に僕の頭を悩ませる復刻バードが何の前振りも無くいきなり登場。
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それが日本のバード人気の牽引を担っているオシャレネットショップ・スコープが復刻した Sulo&Sorja。
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初夏にはキューヒュー。その後にシエッポの第一弾。そしてこのDyyniaを入手した直後にいきなり販売開始となった悩ましいバード・Sulo&Sorja。
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メインとなるボディーのカラーも似ている。鮮やかな色ガラスを膨らましたちょっと見とても似た印象のファンタジー系のバード。という事で一時は購入を見送る事にしたSulo&Sorja。
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その後Sulo&Sorjaを購入した人たちの写真を見ていくうちに一見見た目は似ているDyyniaとSulo&Sorjaには異なる魅力がある事に気付いてお気に入りの個体を購入。
実際にこの3体を並べてみると思った通り異なる魅力に溢れるバードだと確信。今ではこの3体を入手出来て本当に良かったと思っている(この3体は僕のコレクションの中でもちょっと特別な位置に属する)。
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トイッカバードらしい流線型のボディーと色ガラスの魅力溢れるバード・Dyynia。700体限定でつくられたこのバードは当初本国フィンランドでしか購入できない限定バードだった。しかしながらこのDyyniaからグーンと値上がりの始まったトイッカのバード。本国ではその値段からかあまり売れなかったようでその後アメリカ市場にも投入。それでも売れなかったようで遂には日本、欧州のショップででも売られるように。最近このパターンで世界へと散っていく限定バードが多すぎなのが気になるところ。
このDyyniaをはじめ、最近登場するバードは復刻も含め見た目も「欲しい」と思える良いデザインのものが次々とリリースされているのに(先日リリースされたシティシリーズ第二弾を除く。あれは本当に酷い)あまりにも高価過ぎて本国フィンランドは勿論アメリカや欧州では以前にも増して売れていない様子。それでも売れているのはバード人気で売れまくっている日本のみ。今年に入ってからのドイツでのバード取り扱いショップ激減やアメリカやヨーロッパでのバードを取り巻くあまり芳しくない状況を見ていると、もしも日本での買支えが無くなちゃったら以前のようにバードなんて高過ぎて振り向く人がまたいなくなっちゃうんじゃないかと本当に心配。

折角美しくて価値ある他には類の無いお手軽なアート作品であるバードを生み出しているのにあまりにも現実離れした高価な価格では人は離れていってしまう。そうすればバードも今程作られなくなって収束していってしまうんじゃないかと窓辺の美しいDyyniaを眺めながら考えてしまう今日この頃。イッタラさん、現在のあまりに馬鹿げたバードの値段を本気で考慮する時期にそろそろ差しかかっているんじゃぁないでしょうか?
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Dyynia
2015
Numbered 142/700
-150x180mm

by buckup | 2016-10-16 21:41 | Favorite。(283) | Comments(0)
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