独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buckup
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Alvar Aalto Collection -Vase 145mm clear
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木製モールドで成型された巨大で複雑な曲線が美しいVase 145mm。
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1937年に催されたパリエキスポへ出展するためにデザインされたアアルトベース。基本の160mm(当時は145mmだった)をはじめ様々な大きさ、形のベース、ボウル、プレートがエキスポの一年前の1936年に誕生。今回紹介するとても特殊な形状の大きなベースも1936年に生み出されたデザイン。
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1936年にデザインされたアアルトベースが本格的に生産ラインとして稼働し始めるのが1950年代。その際により能率的&品質向上のためにそれまでの木型モールドから現在も使用されている金属製のモールドへと移行。
金属モールドの使用によりアアルトベース特有の複雑なカーブがよりシャープに再現できるようになった反面、木製モールド特有の美しいガラスの表面の揺らぎは失われる。
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丸太をくり抜いて造られた木型(木製モールド)を使用して造られたアアルトベースは記念の年に限定モデルとして造られている。このVase 145mmは2008年に2008個限定でつくられたもの。
ちなみに太い丸太をくり抜いて作られたモールドから作られるベースは僅か20〜30個とのこと。イッタラショップで目にする事が出来る木製モールドのくり抜かれた型の部分は1000度を越すガラスで焦げ真っ黒になっている。
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木製モールド製と金属モールド製のいちばんの違いがガラス表面の揺らぎ。特にイッタラの木製モールドは金属モールドとの違いが顕著なようで木製モールド製のアアルトベースは一目でその違いがわかる。
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ガラスの厚さは現行のアアルトベースに比べると繊細な印象。カットされ研磨されたリムが光を透過するとキラキラと輝き美しいのは木製モールドも金属製モールドで作られたものも変わりはない。
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2008年に作られたベースなので貼られているイッタラのロゴシールは現行と変わらないもの。
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ガラス表面の独特な揺らぎと共に木製モールド製のアアルトベースの特徴とも言えるのがとても柔らかななカーブ。もともと柔らかなカーブを持つアアルトベースだけど、木製モールド製のベースは曲線の柔らかさがより強調されるような気がする。
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木製モールド製のアアルトベース、そしてこのビッグな145mmベースの一番美しい部位がベースの底部。
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金属モールド製と木製モールド製の一番の違いなのがガラスの揺らぎ。その特徴が一番顕著に現れるのが木型に押し込まれた厚いガラスが押し付けられ膨らませられ型取られた底部。
底部のガラスの揺らぎはまるで湖のさざ波のようで、水を入れていないのにまるで水が風で揺らいでいるかのように見えるのが本当に美しい。
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湖面のさざ波のように揺らぐ底面には手彫りで"ALVAR AALTO IITTALA 1/2008"の刻印。限定で2008個つくられたこのベース。にわかにナンバー1が手元にあるのが信じられないんだけど、これが本当に刻印ナンバー1なのかどうかは不明。ちなみにこの145mmベースは過去80年の間、度々つくられている(つい最近では2013年のカタログまで現行品として掲載されていた)。
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この145mmを入手するまでずーっと疑問に思っていたのがベース底部の3つの突起。これはガラス製の脚?それとも個人がベースの安定感を増すために着けたゴム製?と疑問に思っていたんだけど、正体はゴム製の脚。おそらく水が揺らぐように見えるほど揺らいでいる底部そのままだとかなりガタつくので安定感を増すためにゴム脚が3つ貼られているのだろうと推測。
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木製モールド製のアアルトベース。特にこの145mmがその美しさを最大限に発揮するのが強い日差しを透過した時。
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揺らぎのあるガラスが強い夏の日差しを透過すると、水を張っている訳でもないのにこんな感じに本物の湖畔が風で揺らいでいるような神秘的で美しい影をつくり出す。この複雑な影はガラス好きには堪らない美しさ。
ちなみにこの145mmは光を透過すると複雑&息を呑むようなこんな派手派手な影をつくり出すので、上のレビューの写真はあえて影が主役にならない曇りの日に撮影。晴れの日にこのベースを撮影するとあまりにも影が派手すぎてガラス自体の印象が薄れてしまう。
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Grand bowlの異名もある大きな大きなvase 145mm。ちなみに145mmはアアルトベース共通の表記で高さ。全長は約30cm、幅は24cmと他のアアルトベースを遥かに凌駕する巨大(ワイド)さ。
アアルトベースの記念の年に作られることが多い145mm。アアルトベース誕生80周年の今年もまた作られるのではと期待していたんだけど、今年はこの145mmを含む木製モールド製のアアルトベースは作られなかったのが非常に残念。

基本わが家のアアルトベースは花瓶として使用することを前提としてコレクションしているんだけど、この145mmを含む木製モールド製のアアルトベースはコレクション&観賞用。いつかこのベースに花を飾る機会があることを願いたい(きっと凄く素敵なんだろうけど洗うのが超怖い。汗)。
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by buckup | 2016-11-24 08:09 | Favorite。(283) | Trackback | Comments(0)
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