独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buckup
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IN THE MOMENT -Dianne Reeves
エキゾチックなジャングルの中のような音とそこに流れるピアノ・ベース・パーカッションのイントロ。すると「Ladys and Gentrumen, Ms Diannnne Reeeeves!」いう男性のアナウンスと共に始まるReevesのライブ。
冒頭の男性アナウンスからもわかるように、このアルバムは200年1月20~21日にStudio Instrument Rentalsで行われたライブコンサートの模様を収録したものです。
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1曲目の「Morning has broken」ではいつものDianne節全開は勿論のこと、曲間にメロディーに乗せたトークを交えるところなどは、ゴスペルミュージックの影響も伺えるパフォーマンスです。またDianne独特の「パピプペ・スキャット(パ系のアドリブスキャット)」も素晴らしく、Dianne Reeves好きには堪らないライブ録音です。
音質はダイナミックレンジの広いクリアなもの。ドラムのビート感、バンド全体のグルーブ、アルバムに収録されているのとは一味違うライブならではの躍動感溢れるアレンジ。ハイハットの音もとても綺麗に収録されており、CDの中でも優秀な部位に属するアルバムだと思います。

最近は本格的Jazz路線で行くDianne Reevesですが、このアルバムでは彼女の音楽のルーツであるソウルやブラックミュージック、ゴスペルなどの影響が顕著に感じられるとても興味深いアルバムです。
また曲間に挟むメロディーに乗せたアドリブトークも楽しく、「サマータイム」のメロディーを取り入れたりと聞き込めば聞き込むほど面白みの出てくるライブ録音です。
またトラック4ではボサノバの名曲「Triste」を歌うなど、他のアルバムでは聴く事の出来ないサプライズもあったりする中々の選曲です。
久日ぶりのライブアルバム。中々楽しめた一枚でした。
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by buckup | 2005-11-22 22:29 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
Waiting... -待ち遠しい水曜日。
10月から12月にかけては僕の仕事の一番忙しい時期。そんな忙しい毎日も報われるといった念願の買い物を今週末にしました。
今回購入したのは2年越しで狙っていたスピーカー・KEFのXQ。7月にXQ2cを購入してからというもの、フロントSPの購入熱に火が付いたのは以前にも書きましたが、先月終わりにMinipodを購入した際にうちのパートナーさんと共にXQを試聴したのが購入意欲にさらに拍車をかけ、また以前から狙っていネットショップにてXQが特別出欠放出価格で売り出されているのをたまたま発見。自我との葛藤、そして我が偉大なる財務大臣・パートナーさんの説得に成功し、今週末に購入に至ったわけです。
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XQ、Oneを購入したのかThreeを購入したのかは水曜日までのお楽しみという事で今日はまだ伏せておきます。(笑)今回はとても冒険(?)的な購入なので僕も後二日、水曜日が来るのが非常に待ち遠しいです。さてさて果たしてこの新しいSP、うちのリビングにうまく溶け込む事が出来るでしょうか???
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by buckup | 2005-11-14 21:34 | AUDIO。 (69) | Trackback | Comments(0)
Du temps&de l´instant -Savall family&P.Estevan
「Du temps&de l'instant」(時代と瞬間)と題するこのアルバム。僕の一番好きな古楽器アーティストであるViola da gamba奏者・Jordi Savall(父)とその家族、古楽でもトップを行く歌手のMonsterrat Figuerasを母に、そしてArinna(ハープ&歌)とFerran(ギター、リュート、テオルベ&歌)と共に、そこに加わるのは父・Savallの古くからの友人で、間違いなく世界で一番の古楽パーカッション奏者のPedro Estevan。この5人が織り成す音楽は勿論筋金入りの古楽。それも1200年代のアラビアの影響をもろに受けた(トラック2のエジプト風の曲「Nastaran」はアフガニスタンの。そしてトラック3に収められている「Noumi,noumi yaldatii」はヘブライ語で歌われるイスラエルオリジナル)曲をはじめ、トラック5でFerran(息子)が熱唱する「La Canco del Lladre」は現在でも歌い継がれるスペインのカタラ二ア地方のトラディショナル。古楽(特に解釈の難しい中世音楽)を中心としつつも、その選曲、演奏方法は非常にユニーク。それもそのはず、ライナーノーツにJordi Savall自身が「異なった文化間に架け橋を渡し、示す為の対話」として考えられたプログラムだと記しています。
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確かにこのアルバム、母・Montserratが歌うオリエンタル色の濃い中世の歌曲、父・Jordiの演奏する中世から初期バロックにかけての揺ぎ無いスタイルの演奏。そして母の柔軟性と父の伝統奏法を受け継いだようにみられる娘・Ariannaの哀愁漂う歌とハープ(というよりは竪琴の方がピッタリ)と両親の作り出したスタイルに何の躊躇も無く現代的解釈を加える息子・Ferran。まさにJordi Savallが意図した「東洋と西洋の音楽の間」「古代と現代の音楽の間」「世代の違う演奏者の間」という異なるものの融合が目に見える形で成されているアルバムです。
音質的にも僕としてははじめてのSavallのSACDマルチという事で少々緊張(?)もしましたが、SACDステレオの高音質はそのままに、とても自然にリスナーを包み込むフロント基本のナチュラルな音の展開をします。
CD層はSACD層に比べるとMontserratやAriannaの声質が少々固めの響きになり、全体的に高音域が細くきつい感じになる傾向があります。
このアルバムは断然SACDで聴く事をお勧めの一枚です。なんといっても、まるでライブを聴いている様なMontserratの歌声(実際に目の前で聴いた事があるのですが、この人の凄いところはメロディーの歌い方の美しさは勿論、フレーズの終わり、声の消え方からその後の静寂までの緊張感が素晴らしいのです。)や躍動感溢れる(まるで指使いまでわかるような)Pedro Estevanのパーカッションのリアル感がCDとは比べ物になりません。勿論暗い教会の中で聴いているような音の広がりもSACDマルチならではです。(笑)

このアルバムを聴くまで息子・Ferranが歌うことを知りませんでした。とても綺麗な素直な声質、そしてJazzやPop的要素をふんだんに交えた彼の歌が僕にとって、これからの古楽界の第3世代(’70年代に現在の古楽の基礎を気付いたJordiの時代の奏者を第一世代、その弟子達で今第一線で活躍する世代を第二世代、そしてFerranのような発展途上中の若い世代を第3世代と仮定して)の展開するであろう古楽のスタイル”古楽と現代解釈の出会い”を予測しているようなアルバムでした。
先日このFerranと話す機会に恵まれたのですが、彼にとても素晴らしいアルバムだと伝えたところ「先日このプログラムで日本へ行ってきたんだ。とても日本を気に入ったよ!」とこのアルバムの写真のようなちょっとはにかんだ様ないつもの笑顔で言っていました。どうやら父・Savallの思惑である「東洋と西洋の架け橋」という目的は、彼自身の中でも成功した様子でした。(ちなみにこのアルバム、珍しくライナーノーツに日本語訳も含まれています。)
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by buckup | 2005-11-08 01:02 | SACD。 (63) | Trackback | Comments(0)


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