独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buckup
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Ask a Woman Who Knows -Natalie Cole
以前から気になっていたSACDのうちの一枚がこのNatalie Coleの「Ask aWoman Who Knows」。薄青い夏空に白いドレスを着て満面の笑みを浮かべるColeのジャケットの写真がとても印象的だったのですが何故か最近まで購入せずにいました。
購入しての第一印象は面白みもありませんがシンプルに「買ってよかった(笑)」でした。何よりもColeの元気一杯の張りのあるファニーヴォイスが聴いていて心地良いですし聴いているだけで元気になれます。そしてこのアルバムの目玉のうちの一つ、トラック10に収録されている僕のお気に入りのJazzシンガー・Daiana Krallとの共演も購入前に想像していたのとは全く異なる(良い意味で)プライベート感漂う微笑ましいもので、コレだけでも「買ってよかった(笑)」という気分です。
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SACD層2ch再生は非常に定位感の良い再生で、Coleのヴォーカルがバッチリセンターに決まり、まるでマルチ再生の如くストリングスが左右に気持ちよく展開します。またマルチ再生ではとても整理のされた2ch再生に準じたサラウンドミックスがなされ、素晴らしい音の広がり間のある2ch再生にさらに奥行き感と立体感を付加したような感じで音が展開します。特にリスナーを包み込むような柔らかいストリングスや随所にアクセント的に活用される、まるで脳みそに直接飛び込んでくるようなホーンセクションは必聴です(笑)。
前述のトラック10に収められているDiana Krallとのデュオでは、2ch再生では両ヴォーカルがほぼ中心に配置されているのに対し、マルチ再生ではColeが左、Krallが右に配置されデュオの掛け合いの楽しさをさらに演出しています。
アルバム全体を通してColeのはじけるようなヴォーカルとピアノ・ドラム・バスを中心に旨い具合にビッグバンドアレンジのされたゴージャスなオーケストラが華を添えるこのアルバム。2ch、マルチ再生共に最高レベルの音質に加え、様々な要素を含んだとても贅沢で素晴らしいアルバムです。

実はこのアルバムのレヴューを書くまで知らなかったのですが、このNatalie Cole、あの伝説的なNat King Coleの娘なのですね。そしてJazzのスタイルを基調としているこのアルバムですがJazzヴォーカルという枠に捕らわれない、非常に自由なヴォーカルを展開するCole。独自の路線を行く非常に才能に恵まれた素晴らしいヴォーカリストだと感じました。

決して優しい癒し系などではなく、湿気の高い茹だる様な暑さなんか吹き飛ばすようなとても元気の良いホットでアダルトなこのアルバム。一聴の価値アリの非常に満足度の高い一枚です。
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by buckup | 2006-07-18 05:47 | SACD。 (63) | Trackback | Comments(2)
WAVES -Eden Atwood
サッカーワールドカップ・ドイツ大会が始まってからというもの此処開催地ドイツではとても暑い日が続いています。暑い土地で生活する人々にとって避暑はとても重要なこと。そして暑さを和らげる手段をしっているのも暑い地域に住む人々。冷たい食べ物や換気の工夫。そして音楽。きっとそんな背景からそよ風のように爽やかなボサノバもブラジルで生まれたのではないでしょうか。。。そんな訳で僕の住むドイツでは土地柄、夏に聴くよりも冬に聴いた方がしっくりと来る曲のほうが圧倒的に多いような気がします。
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さて今日紹介するアメリカ生まれの美人シンガーが歌うこのアルバムもそんな暑い夏にピッタリの爽やかな一枚。「WAVES」と称するこのアルバム。「The Bossa Nova Session」とサブタイトルが付けられており、ボサノバの定番「イパネマの娘」をはじめ、アルバム全編を通してボサノバ特有の軽快さアンニュイさ爽やかさが楽しめる構成となっています。またトラック7に収められている表題の「WAVES」では歌手のEden Atwood自身が作詞もしています。
アルバムは2002年5月にDSD方式で収録。CD層、SACD層2ch&マルチでの再生が可能です。個人的にこのアルバムの音質評価は非常に高レベルな印象を持ちました。クリアなピアノや現実味を帯びた説得力のあるサックスやドラム。そしてSACDでは定番のとてもリアルなギターにAtwoodの心地よい伸びやかでハスキーな歌声。どれも非常にクリア且つリアルに収録されています。
SACD層2ch再生では、まるでセンターSPを使用しているかのようにビシッと真ん中にヴォーカルが定まる気持ちの良いもの。そのきっちりとした2ch再生をより柔らかにリスナーを包み込むような自然な音の広がりで楽しませてくれるのがマルチ再生。一見マルチ再生だけを聴くと「ん?このディスクはSACDステレオのみ?」と思わせるようなとても自然なミキシングがされています。これ見よがしな無駄なサラウンド効果を一切排除したとても自然で美しいマルチ再生です。

柔らかで伸びのある、でもちょっと憂いの篭ったハスキーなAtwoodの歌声が非常に気持ちの良いこのアルバム。勿論暑い真夏にピッタリなアルバムですが、曇り空の蒸し暑い日にも意外と似合う「除湿機」(?)のような爽やかなアルバムです。アルバム構成の良さ、耳に優しい高音質と僕のSACDコレクションの中でも定番アルバムになるであろうお勧めの一枚です。
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by buckup | 2006-07-08 23:24 | SACD。 (63) | Trackback | Comments(3)
So Real -Warren Bernhard with J.Anderson & P.Erskine
「So Real」。そんなアルバムタイトルそのままのリアルで高音質なSACDアルバムの紹介です。
ピアノ(Warren Bernhard)、コントラバス(Jaz Anderson)、ドラム(Peter Erskine)の3人が紡ぎ出す実に堅実なJazz・トリオ。冒頭のJazzスタンダード「Autumn Leaves」などはもうまるでJazzの教科書のように一分の無駄の無い完璧な出来。そしてバーンスタインのオーケストラの名曲「ウェストサイドストーリ」から「Simewhere」をとても旨いアレンジで聴かせ、このアルバムの演奏者であるW.BernhardやP.Erskinによるオリジナルまで多彩なアルバム構成となっています。
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音質は前述の通りこのSACDを再生し始めた瞬間から思わず溜息が出てしまうほどのリアルで高音質なもの。ピアノのハンマーが弦を叩くそのニュアンス。ベース奏者が指で弦を弾く強さ加減や弦を指が滑る気配。そしてドラム奏者の繊細なシンバルワークや微妙なブラシ捌き(?)等が実にリアルに楽しめます。特にトラック5に収められている「I Mean You」のCD層の再生では決して味わう事の出来ないSACDならではのバスソロのニュアンス及びそれに呼応するドラムのまるで目の前で演奏しているような新鮮さは特筆物です。

奏者について殆ど触れていないライナーノーツによると、このアルバムは2chステレオと6ch(LF,RF,C,LS,RS,LFE)DSDで録音されていると書かれています。2ch再生の「リアル」さも素晴らしいですが、各楽器の「存在感」及び「リアル」さはマルチ再生のほうが格段に増すように思います。特にセンターに割り当てられたバスの奥行き、生々しさはマルチ再生ならではでしょう。
普段はマルチ再生でしか聞いていないのですが、このレヴューを書くにあたり2ch再生を聴いてみたところ、確定ではありませんがどうも2ch再生とマルチ再生とでは異なる録音のようです。ピアノやバスのソロが2chとマルチ再生では微妙に異なるような気がします。このようなケースは非常に珍しいので、これからこのアルバム2つの異なるバージョンが収録されているのかどうか、2chとマルチの両方をじっくりと聴き込んで見ようと思います。

まさにアルバムタイトル通りのSACDならではの高音質と「リアル」さが売りであろうこのアルバム。従来のJazzピアノトリオ愛好家(?)は勿論、Jazz入門者にもお勧めの聴き易い一枚です。また音量を落として静かなBGMとして、そして音量を上げて(実際の楽器のあるべき音量であって、勿論爆音再生ではありません。笑)まさに目の前で演奏しているかのような「リアル」さを楽しめる本来のオーディオファイルとして楽しめるお勧めの一枚です。
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by buckup | 2006-07-03 23:08 | SACD。 (63) | Trackback | Comments(5)


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