独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buckup
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LE CREUSET "Tagine" -我が家にタジンがやって来た
前回の記事に更新した小指の傷も無事くっつき、先日からまた趣味の料理を開始し始めた今日この頃。以前から注文していたフランス・LE CREUSET社製のタジンが我が家にやって来ました。
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僕らがはじめてこのタジンを目にしたのは今年の3月。フランクフルト近郊のLE CREUSETアウトレットショップを訪れた時の事。
はじめてタジンを見たうちの妻は、ショップ正面に並べられたタジンを見て「ねぇ、アレは何?アレも鍋なわけ?」と僕に尋ねました。どうやらうちの妻はこの時点でかなりこのタジンが気に入ったらしかったのですが「多分使わないよね・・・。」との不要なものは買わないドイツ人的節約精神からこの日は購入を控えたのでした。
円錐形に煙突が付いたような独特な形状のタジン。一見すると決して鍋等には見えない不思議な形なのですが、これはモロッコを中心とした北アフリカ地方で多用される鍋で、水の貴重なこの地域でいかに水を少なく使用して調理できるかという試行錯誤の後に考案された、今でも普通に家庭で使用されている伝統的土鍋らしいのです。そういえば数年前にチュニジアを訪れた際にも、様々な色の装飾の施されたタジンを土産物屋等で良く目にしました。
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届いたタジンを二人してワクワクしながら開けてみると、なんと外箱の中にもう一つうち箱が(写真上参照)。何だかとても厳重な梱包だなぁと思いうち箱を開けてみると、そこには真っ赤なとんがり帽子、タジンの蓋が入っていました。
厳重に梱包されていたその理由はこの蓋の素材。一目見た感じではLE CREUSETの他の鍋のように鋳鉄製に見えるのですが、この蓋はストーンウェア製。普通の陶器よりも丈夫で固いとはいえ、強い衝撃を受ければ割れてしまう事には変わりないのでこのように厳重に梱包されていたようです。
そしてこのうち箱を除けるとその下に鋳鉄製の真っ黒な鍋部(と言ってもどちらかというとお皿のような感じですが)が。一見台座部も蓋も同じ素材に見えるこのタジン。下は鋳鉄製、しかし蓋は陶器製なので洗う際に誤って蓋を割ってしまわないように細心の注意が必要なようです。
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この真っ赤なタジン。一度は購入をあきらめたものの、二人ともどうにも気に入ってしまったようで今回の購入に至りました。今回の購入できたのはアウトレットショプの店長さんのおかげで、わざわざ僕らの為に国内中を探しまくり、他の店から取り寄せて丁寧にうちまで送って頂きました(ドイツでは稀なとてもフレンドリーなサービス!)。
実際に届いてみると、とても素敵な形と色で、ただ眺めているだけでも満足できるオブジェのような雰囲気が漂っています(笑)。蓋が陶器製という事もあり、キッチンに収納するのは危険だということで、キッチンではなく廊下にある飾り棚(と言ってもガラス製等の大したものではなく、正方形に区切られたモダン風なもの)に収納する事に決まりました。
タジンを知らない友人がうちを訪れたら、きっとコレは何なのだろうと首を傾げる事間違い無しでしょう。

さてさて折角届いたタジン。飾っとくだけでは本末転倒なので早速今日、夏休み真っ最中の僕が初使用してみました。
まずは付属のタジンハンドブックとネットでタジンの基本的なレシピを検索。大体の仕組みを頭に叩き込み、後は自分なりにアレンジ。果たしてコレが本場の味なのかどうかはわかりませんが、それっぽくは出来ました。それでは簡単に作り方を。。。


—buck流、牛と野菜のタジン煮込みー
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材料:人参3本、タマネギ(中)2つ、ジャガイモ5個、ピーマン一個、トマト2個、イタリアンパセリ、ルッコラ少々。煮込み用牛肉 500g、オリーブオイル少々。塩、胡椒、ターメリック、赤パプリカ粉、ジンジャー粉、それぞれひと掴みづつ。水適量。

1 人参(一口大四つ切り)、タマネギ(輪切り)、ジャガイモ(四つ切り)、ピーマンをそれぞれ適当な大きさに切り、ボールに入れた水に浸す。牛肉はサイコロ切り。小皿にスパイスを入れ水適量と混ぜ合わす。

2 タジンを弱火にかけ、オリーブオイルを薄くひく。鍋が温まってきたら肉がこびり付かないように、人参、タマネギの順に鍋底に敷き並べその上に牛肉、さらにジャガイモ、ピーマンを円錐形に並べ輪切りにしたトマトを並べ、そのうえにみじん切りにしたイタリアンパセリを振りかける。そして混ぜ合わせたスパイスを全体にふりかけタジンの蓋を閉める。

3、約2時間弱火でトロトロと放置。あとはタジンが勝手に調理してくれます。1時間半を過ぎたあたりからタジンから何ともいえない良い香りがしてきます。
今回はレシピ外ですが出来上がったタジンにルッコラのみじん切り(レシピのフレッシュコリアンダーが手元に無かったので)を振りかけてみました。タジンの優しい味にルッコラのごまのような味がマッチしとても美味しかったです。


今回はタジン初挑戦だったので、焦げ付いてしまわないかどうか心配で、スパイスを混ぜ合わせる際の水を多めにしてしまい、それが原因で吹きこぼれてしまいました。このタジンという鍋、本当に少量の水だけで調理可能のようです(そもそもこの鍋が元祖無水調理鍋らしい)。
肝心の出来上がったお味の方はといいますと、肉も野菜もホクホクに柔らかく、素材の味がギュッと凝縮されたとても優しい柔らかい味でした。生粋のドイツ人であるうちの妻には少々味が薄かったようですが、日本人的味覚(それでもかなりヨーロッパナイズされ濃い口ですが)にはそれぞれの素材の味が活きていてとても美味しかったでした。
基本のスパイス構成はインドカレー等と殆ど同じですが、不思議な事にタジンでは素材の甘さとうまみがとけ込み合い、スパイスを感じさせないとてもマイルドな味になりました。それにしてもこの料理、煮込む時間さえあればただ切って並べて火にかけるだけの簡単さ。そして塩分控えめで野菜も沢山採れるとまさに一石二鳥。メタポ気味の僕には完璧な料理かも・・・(笑)。
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by buckup | 2007-08-28 01:02 | Essen&Trinken。(175) | Trackback | Comments(2)


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