独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buckup
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Ma Fleur -The Cinematic Orchestra
流行り廃りに左右されずに、たぶん一生の付き合いになるんじゃないかなと思えるお気に入りのアルバムが僕には幾つかある。2007年にリリースされたThe Cinematic OrchestraのMa Fleurもそんなアルバム。
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架空の映画のサウンドトラックというコンセプトで作られたこのアルバム。通しで聞いてみると確かに映画のサウンドトラックのような流れのある、とても纏まりのあるかっちりとした作りとなっている。また生の弦楽器の弓をこする音、コントラバスの弦を弾く音、ピアノのハンマーが弦を叩く音、スティックがシンバルを叩く質感、ギターの美しい余韻。とにかく生楽器の響きがとても心地よく美しいアルバムで、要所要所に絡むエレクトロニクスもとても良い感じ。またオーディオ的にも、しっかりとSPのセッティングが出ていればトラック2ではまるでSACDのマルチ再生のようにリスナーを中心にグルリと音が回転するような面白さもある。

特筆すべきはゲストヴォーカル陣の素晴しさ。基本The Cinematic Orchestraのアルバムのヴォーカルはどれも素晴しいんだけど、僕的にはこのアルバムのヴォーカルはピカイチ。特にトラック1に納められているPatric Watsonの歌うTo Bild a Home(IKEAのCMや映画のトレーラー等にも使用された)は最高でコレだけでも一聴の価値はあると思う。

サウンドトラック調ということもあり、どこか切な気で哀愁感漂うアルバムだけど、僕的には聴く際の自分のメンタルによって印象がとても変わるアルバム。落ち込んでいる時に聴くととんでもなく重く心に響くし、精神的に安定している時に聴くとどこか懐かし気でとても心地よい。そんな僕の聴く時の精神状態によって様々なイメージをつくり出してくれる、それこそが僕がこのアルバムをとても気に入っている理由なのかもしれない。
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by buckup | 2015-05-15 00:39 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
クリスマスなCD @2013
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毎年恒例、何故かこの時期になるとついつい購入してしまうクリスマスなCD。昨年はエレクトロクリスマス(これはイマイチだった)。そして今年は直球ど真ん中の正統派クリスマスCDを4枚購入。
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まずは写真右の『Christmas Break』。一見するとチープな安売りクリスマスCDにありがちなジャケット写真にあまり期待は出来なさそうなんだけど、これは今回購入した4枚の中で僕的には一番アタリでオススメな一枚。『relaxing jazz for the holidays』とサブタイトルがついている通り、非常に落ち着いたリラックス度満点のとても聴き易いムーディーなクリスマスジャズアルバム。収録されている楽曲も甘ったるいスローナンバーに偏らずアップテンポの曲も良いバランスで収録されていて最後まで飽きる事なく聴ける。
音質に定評のあるTELARC社のアルバムだけあって非常にクリアでリアルな録音。時が時ならばSACDでも発売されていたのでは?と思う程非常にクリアで自然な音の広がり。

2枚めは写真左、実はカワイイジャケットに釣られてポチってしまった(汗)ジャケット買いの一枚。Pink Martiniのクリスマスアルバム『JOY TO THE WORD』。タイトルの『JOY TO THE WAORD』はとってもポピュラーなクリスマスソングなんだけど実はこのアルバムには収録されていない(笑)。それでは何故にタイトルがJOY TO THE WAORDなのか。それはこのアルバムが日本語をはじめロシア語、中国語、ヘブライ語等々世界各国の言語で歌われた楽曲を収録している故にタイトルは『JOY TO THE WORD』。そんなでお決まりのクリスマス音楽に飽きてしまった人にはオススメの他のクリスマスアルバムとは少々趣の異なるアルバム(ちなみにトラック2のホワイトクリスマスは由紀さおりが日本語で歌っている)。音質も非常に良好で非常にクリアで自然な音の展開のする優秀な録音。
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写真左のクリスマスらしい赤い背景にレトロな三人の女性がジャケットのこのアルバムは、ジャケット写真のとおり非常に古い録音(驚く事にこのアルバムには収録日時をはじめ一切の情報が記載されていない)で、コマーシャルや映画をはじめきっと誰もが何処かで耳にした事があるんじゃないかと思う実にアメリカンなクリスマスソングが収録されたTHE ANDREWS SISTERが歌うクリスマスアルバム。
基本非常に古い録音なので音質に期待してはいけないけれど、ここまで古いんだったらステレオではなくてモノラルだった方がより雰囲気が出たんじゃないかと思う。でもまぁクリスマスパーティーやディナーのBGMに非常にピッタリのクリスマスの愉し気な雰囲気満点の定番クリスマスアルバム。

そして最後は写真右のThe Pupppini Sistersの『Christmas With』。THE ANDREW SISTER同様とってもアメリカンな女性ヴォーカルトリオによるクリスマスアルバム。アップテンポの曲が非常に印象的なとっても元気なアルバム。音質はレトロなイメージを意識したのか少々ディストーション(歪み)気味の音質(とはいうものの決して音質が悪いというわけではなくてとってもこのアルバムにあっている)。妻はとてもこのアルバムを気に入ったそうで、特にトラック4の『Last Christmas』はオリジナルよりも格段に良いとの談(妻はこの時期ラジオからひっきりなしにかかるLast Christmasに毎年辟易していた。苦笑)。トラディショナルからポップソング等々幅の広い選曲のされた聴いていてとても楽しいアルバム。

と今年購入した4枚のクリスマスアルバムを急ぎ足でレビューしてみたわけだけど僕的には今年購入した4枚はどれもアタリ。これらに僕的クリスマスの永久定番アルバムのDianne Reevesの『Christmas Time Is Here』を加えてこの時期クリスマスソングが我が家のBGMとしてひっきりなしにかかっている(正月のおせちと同様3日過ぎると飽きちゃうんだけど。大汗)。
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by buckup | 2013-12-21 17:56 | CD。 (36) | Trackback | Comments(2)
the crimsonwing -The Cinematic Orchestra
本当に久しぶりとなるCDレビューは、ディズニーの自然ドキュメント映画『the crimsonwing 〜Mystery of the Flamingos(日本タイトル『フラミンゴに隠された地球の秘密』)』のサウンドトラック。2008年に収録されたこのアルバムはは、僕の大好きなThe Cinematic Orchestraが音楽を提供。演奏はThe Cinematic OrchestraとThe London Metropolitan Orchestra。
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映画音楽。それも自然ドキュメント映画のサウンドトラックという事もあり、フルオーケストレーションされたThe Cinematic Orchestraの楽曲は他のアルバムに比べ重厚ながらもThe Cinematic Orchestraの持ち味の繊細さや哀愁もしっかりと活かされた非常に聴き易いアルバム。

おそらくフラミンゴの羽ばたきを表現したのであろう美しい和音のアルペジオが全編を通して多用されていて、映画は未見だけど、楽曲ごとの映画の情景が目に浮かぶよう。
音質的には非常にナチュラルで広がりのある収録のされているアルバムで、部屋を包み込むような奥行きのある音の展開は非常に自然。ソロを担当するピアノやギター、バスクラリネットやパーカッション類、そしてメインの弦楽器も自然に収録されていて、全編を通して聴いていて非常に楽しく気持ち良いアルバム。

サウンドトラックという事で非常にドラマティックで雄大。そしてThe Cinematic Orchestraの何処か物悲しく切ない持ち味も十分に発揮されているこのアルバム。オーディオ的にも非常に良い録音で、是非ともこのアルバムは映画館に負けない大音量で部屋一杯に降り注ぐオーケストラの響きの雄大さを是非とも楽しみたいアルバム(ラストに収録されているLou Rhodesの歌う『Crimson Skies』は必聴!)。
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by buckup | 2013-10-02 21:49 | CD。 (36) | Trackback | Comments(6)
Post -Björk
1995年(今から17年前!)にリリースされた、Björkファンにとっては既にクラシックともいえるアルバム。当時大ブレイクしたこのアルバムについては既に語り尽くされた感があるのに今更紹介するのは、このアルバムが我が家のオーディオシステム、特に低音域の調整に欠かせない重要な一枚という理由から今回紹介してみる事に。
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トラック2に収録されているBjörkを代表するナンバーでもある『Hyper-ballad』。まずはこの曲の冒頭の3つの重低音ともいえるベースラインを均等にならす事が出来るかという事から我が家のオーディオシステムの調整は始まる(ここは無事クリアした我が家のセッティング)。そしてこの楽曲を通して「ズーン」と鳴り続けるベースラインが一音も痩せる事なく、部屋全体を震えるような重低音で満たす事が出来るか?これが我が家のセッティングの到達点。残念ながら今の段階ではベースの最高音が奥に引っ込んでしまうような鳴りで、これをどうにかクリアしたいというのが最近の目標。
そしてトラック4の"It´s Oh So Quiet"のウッドベースの質感を感じさせつつ、しっかりとベースラインが均等に鳴るかというのもセッティングの指針であったりする。この『Post』というアルバム。基本的にアルバム全体を通してバスが旨く鳴っているかどうかが非常にわかり易い貴重な一枚だと今回レビューを書くにあたりじっくりと聴き込んでみてつくづく再確認。

アルバム全体の評価としてはBjörkのアルバムの中でも屈指の出来で、楽曲も音質も非常に良好な一枚。僕にとって大抵Björkのアルバムには1〜2曲非常に難解な曲があってアルバム一枚を通して聞くのが難しかったりするんだけれど、このアルバムははじめから終わりまでスキップする事無く楽しめる貴重な一枚。
はじけるようなパワー溢れる若かりし頃のBjörk(今でも十分パワフルだと思うけれど)を余すところ無くビッチリと詰め込んだ、リリースから17年経った今でもアルバムの内容、音質共に僕にとって非常に重要なアルバムだったりする。
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by buckup | 2012-08-05 22:26 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
STANDING ON THE ROOFTOP -Madeleine Peyroux
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彼女のアルバムを聴く度に、ジャズシンガー?フォーク?シンガーソングライター?ブルース?ポップ?ロックシンガー?と???だらけになってしまうのだけれど、歌唱力は非常に安定していて声質も非常に素晴らしく、ジャンルを問わずに最近の僕のお気に入りの女性シンガーの一人。

このアルバムも彼女の多様性をとても楽しめる一枚で、基本的にヴォーカル+ドラム+ベース+ギターのシンプルな編成の非常にナチュラルなサウンドのアルバム。音質は非常に良好で、中央にバシッと定位するPeyrouxの渋く生々しいヴォーカルとドラムを中心に、楽曲によってはとても自然に他の楽器が左右に心地良く展開。アルバムの内容と共に音質的にも非常にしっかりとした造りと構成の聴き堪えのあるアルバム。
特筆すべきはトッラク10のPeyrouxが作曲した「Superhero」。まるで浮遊するように左右に展開する音とやわらかなメロディー、そこにPeyrouxの渋いヴォーカルが非常に旨い具合に絡み合っていて完成度は非常に高く、このアルバム中一番の僕のお気に入りの一曲でもある。

音量を落として休日の午後にほっくりと聴くにも、また掃除や料理の際のBGMとしても、そして音量を上げてじっくりとこのアルバムの本質を楽しむのにも良しな、あらゆる意味で非常に出来のよいとっても聴き易いオススメの一枚。
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by buckup | 2012-05-02 21:23 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
Swim -CARIBOU
2011年に比較的良く聴いた、ロンドンに拠点を置くカナダ人アーティスト・CARIBOUのアルバム。
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その筋ではかなり著名で重要なアーティストらしいCARIBOU。彼の詳しい素性や実績は知らないけれど、このアルバムは非常に楽しめた一枚。
はじめてこのアルバムを聞いた時にはまるでSACDのマルチ再生さながらに部屋中に音が飛び交う様に、思わずCDのジャケットを見直して「これCDだよな?」と確認してしまった程のまさに3Dサウンド(ちょっと表現古い?)な一枚。一曲目の"ODESSA"からビュンビュンと音が飛びまくり、それに次ぐ"KAILI""FOUND OUT"で音が部屋中をグルグルと旋回し、トラック4の"BOWL"ではその名の通り、東洋的な金属のボウルの音と生々しい乾いた拍子木の音が折り重なり合い、そこへ旋回するような重低音のメロディラインと刻々と変化するリズムセクションが加わり重厚な音の世界を紡ぎ出し部屋一杯に充満する(?)CARIBOUサウンドに浸る事が出来る。

基本的にエレクトロニックでダンスミュージックなアルバムだけれど、終始ズンズン響く低音と単調なリズムの繰り返しでは無い、非常にメロディックで色彩豊か且つ変化に富み聴いていて飽きない、オーディオマニアでも納得の音的にも非常に満足の行くおススメの一枚。
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by buckup | 2012-04-14 21:25 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
a room to expand -hauschka
最近とても気に入っていて良く聴いているのが今回紹介するピアニストであり作曲家でもあるVolker Bertelmannを中心としたドイツ発のユニット・hauschka。メランコリックな映画音楽のようでありSteve Reichのようなミニマリズムのようであり打ち込み系のダンスミュージックやテクノのような楽曲をピアノを中心としたアコースティック楽器で紡ぎ上げるユニット。
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"a room to expand"は2007年にリリースされたアルバム。編成はBertelmann自身によるピアノ(といっても普通のピアノ奏者ではなく弦をミュートしたりピッチカートしたり叩いたり弾いたり響きを抑制したりと独特の響きを奏でる奏法)を中心にチェロ、コントラバス、トロンボーンの多重録音を交えた独特な編成。演奏は良い意味でアバウト。偶然なのか意図したものなのか非常に危うい微妙に揺れるリズム。でもその危うい縦の線のづれがこのアルバム(他のhauschkaのアルバムも同様)に手作り的な暖かさを演出しているのが面白い。
オーディオ的にも録音は非常にナチュラルで時に目の前に演奏者の気配さえ感じる優秀なもの。非常にクリアに収録された、色々な技法を用い時にはパーカッションのような時には琴のようなピアノの音は聴く度に新発見があり、またどのような技法で独特な音を作り出しているのかを想像するのも面白い。

基本的にどの楽曲も繰り返されるコード進行の上で刻々と変化して行く、まるで空の上で刻々と変化していく雲のような印象の楽曲。そして何よりも僕にとって不思議なのは、このアルバムは僕のその時の精神状態によって明るく楽しいアルバムにも、何処となく不安を煽るもの悲しいアルバムにも変化する点。そしてそれこそが僕が特にこのアルバムを気に入っている所以なのかもしれない。
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by buckup | 2011-07-26 20:26 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
closer to you〜THE POP SIDE -Cassandra Wilson
出始めの音から既に「おおっ!」と思わせる我が家でも指折りの高音質録音な一枚。メローで渋い歌声にCDなのに中々表現豊かに録音されたベース。それにギターを中心としたアコースティックな調べ。すべてが聴いていてしっくりと、そして音楽に浸り落ち着く事の出来るアルバム。
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このアルバムは彼女が以前収録したポップソングをカバーした曲を集めたベスト・オブ・ポップスといった感じのアルバム。収録されているカバー曲にはヴァン・モリソンの "Tupelo Honey"、シンディ・ローパーの "Time After Time"、U2 の "Love Is Blindness"、スティングの "Fragile"、ニール・ヤングの "Harvest Moon"、ザ・バンドの "The Weight"、ティナ・ターナーの "I Can't Stand The Rain"、ボブ・ディランの "Lay Lady Lay" 等々何処かで聴いた事のある名曲を収録。
はじめてこのアルバムを聴いた時、トラック2の"Time After Time"などは「あれ、この曲知っているよ!なんだっけ?」とググってみてシンディー・ローパーのオリジナルを中学生の頃に良く聴いていたのを思い出したり。また興味深かったのはトラック8に収められているニール・ヤングの"Harvest Moon"。丁度フロントSPのケーブルをKimberの4VS+8VSからCHORDのSignatureに入れ替えた時にこのアルバムを聴いてみてケーブルによる音質、もしくは実際に聞こえて来る音の違いにビックリ。Kimberでは楽曲を通してなり続ける鳥の鳴き声(または鈴虫)のような音が耳につく程良く聞こえたのが、CHORDではかなり奥まって聞こえたり。そしてセッティングを変えたりAURAのモディファイを進めていくうちに今まで聞こえなかった音が聞こえて来たりとこのトラック8は非常に興味深い録音。

ポップのカバーとはいえポップさよりも彼女のジャズシンガーとしての色が非常に前面に押し出された渋い非常に落ち着いた感のあるこのアルバム。深夜に僕一人で音楽を楽しむ時間に最近ハイローテーションで聴きまくっているとってもおススメな一枚。
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by buckup | 2011-06-23 00:48 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
LateNightTales -The Cinematic Orchestra
リビングの照明を落としてお気に入りのウィスキー・アドベッグを愛用のmenuの小振りなウィスキーグラスに一杯用意して聴く就寝前のCD一枚。僕のお気に入りの時間。そしてココ最近夜な夜なウィスキーをチビチビと飲みながら就寝前に飽きずに聴いているのが今日紹介するThe Cinematic Orchestraが選曲したアルバム『LateNightTales』。
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LateNightTales(深夜のお噺)と題されたこのCD。同じタイトルでシリーズ化されていて、アルバム毎にアーティストがこのタイトルをイメージし選曲(時にはお気に入りの曲を。そして時に自分のオリジナルの曲を)。まさに就寝前に聴く一枚としては最適のアルバム。

僕も何枚か所有して愛聴しているこのLateNightTales。その中でも最高の一枚だと思っているのがこのThe Cinematic Orchestraが選曲したこのアルバム。とにかく選曲とミキシングが最高で、最初から終わりまでのプログラム構成が溜息もの。
Flying Lotusからはじまる一連のホーンセクションを交えたワイルドなイメージの選曲。そしてThom YorkeのBlack Swan(この曲のバスドラムの音が最高)からこのアルバム中一番の盛り上がりを見せる弦の響きが美しくドラマチックなBjörkのjógaへの流れ。バイオリンの輝く高音とオルゴールのような響きが美しいImogen HeapのCumulus。そこから一変してスリリングなリズムセクションとミュートしたトランペットソロのSt GermainのRose Rougeへと続く絶妙な選曲には脱帽。そこから一気にラストのThe Cinematic Orchestraのオリジナル・Talking About Freedamへと終演していく様も素晴らしい。

気になる音質も中々のもので(得てしてLateNightTalesは高音質だと思うけれど中にはあまり芳しく無いものもある)日中にそれなりの音量で聴いても楽しいアルバム(さすがに深夜に爆音での鑑賞は出来ないし、このアルバムは音量を落としても中々聴き甲斐がある)。
トラック3に収録されているEddie GaleのThe Rainでははじめに中央に定位しているドラムセットが右に移動したり(この意図は計りかねるけれど)それに続く1973年制作のThe Callier/You're Goin' Miss Your Candymanのうねるようなベースの音(これは録音が古からかセッティングによってはヴォーカルが割れ気味にキツく聞こえる事もある)と生々しく熱いヴォーカル。前述のThom YorkのBlack Swan(バスの量感と音の展開)とBjörk(ヴォーカルがキツく聞こえないか等々我が家のシステムの調整に欠かせない楽曲となっている)等々聴き所も盛り沢山。

そして最後に収録されているWill Selfの読み上げる"The Happy Detective"(このアルバムに収録されいるのはパート3)を聴く頃にはすっかり瞼も重くなり、僕につきあって僕の座るソファーの横ですーぴーと寝息を立てて寝ている愛犬を抱えてベッドへと向かう。そんな毎日をこのアルバムを楽しみつつ最近は送っているのだった。
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by buckup | 2011-05-06 06:43 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)
SHINE -Joni Mitchel
僕の大好きなJoniの最新アルバム「SHINE」が9月の終わりにリリースされてから既に5ヶ月。今でも何故かこのアルバムは僕に訴えかけ続ける不思議な存在感と後味のあるアルバムである。

2002年に発表された「TRAVELOGUE」(僕に一番好きなアルバム)を最後に引退宣言をしたJoniが、5年ぶりに発表したこのアルバムを初めて聴いた時の印象は今でも忘れられない。
それは「このアルバムを彼女はリリースせずにはいられなかったんだろうな。」ということ。
なぜそんな事を感じたのかというと、このアルバム全体からまるでJoni自身の個人的な近況報告を綴った彼女の叫びというかメッセージがじわじわと曲間から滲み出しているように僕は感じるからだろうか?
彼女の歌とピアノを中心として、必要最小限のアーティストと最小限の装備&構成でまるで自宅で録音したような、彼女一人による彼女が作る個人的な手作りのようなアルバム構成と響き。そしてそこから聴こえて来るのは、このアルバムをはけ口としなければいけなかった、Joni自身と5年という歳月の間に変わってしまった世界への憂いとメッセージのようなものを僕はこのアルバムから感じ取る事が出来る。
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冒頭のインストルメンタルな「One Week Last Summer」は、全体に起伏に欠けるこのアルバムのテーマともいえ、この曲をベースとして、まるでその後に続く曲がこのテーマのバリエーションであるが如くにこのアルバムが展開されていっているのがこの後に続くナンバーを聴くとわかると思う。

ライナーノーツにも彼女自身が書いているように「昨年の夏のある一週間」に突然としてこのメロディーが彼女に沸き立ち、それが形と成ったのがこの曲であり、このアルバムのようである。
全体を通して前作の「TRAVELOGUE」よりも声の勢いも伸びも衰えてしまったように感じるが、このアルバムではそれは全然問題にならないと思う。そして彼女の頭の中で鳴り響くのは、やはり前作同様オーケストラの重厚な響きのようだけれども、今作ではあえてオーケストラパートをシンセサイザーで、そしてリズムの要のドラムすらも打込みで済ませているところから、今作では本当に最小要員でアルバムを完成してしまいたかった彼女の心情が伺える。

音質は前述した通り自宅録音のような感じの、デッドな環境の特筆するところの無いごく普通な感じ。とはいえ、Joniの弾くピアノの質感やBob Sheppardの吹くSaxなどは、CDながらも非常にクリアでリアルに録音されている。

アルバム全体としては、非常に落ち着いた気分で聴けるしっかりとした構成となっているものの、最後の「If」で本当の彼女らしさが伝わって来るという、少々物足りないような感じもしないではない。
しかし3曲目の「If I had a Heat」で「Our lovery sky」と歌う彼女の憂いのこもった歌声や、彼女自身の名曲「Sex Kills」の流れを汲む「 If」での颯爽とした彼女らしい切れの良い歌声を聞いていると、それだけでも満足出来てしまう一聴の価値のあるアルバムなのではないかと僕は思う。
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by buckup | 2008-02-12 16:05 | CD。 (36) | Trackback | Comments(0)


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