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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buck
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ファーストコンタクト -CHORD Anthem 2
僕とCHORDのケーブルとの出会い。それは突然だった。
ファーストコンタクト -CHORD Anthem 2_c0030570_15183891.jpg

今年のはじめ、イマイチ低音不足のXQoneの買い替えを検討してネットを検索していると、ミュンヘンで毎年行なわれているドイツ最大のオーディオショー・HIGH END(今年は久しぶりに訪れる筈だったのに急遽仕事が入って行けなかった。涙)でコンセプトモデルとして発表されたKEFの"BLADE"(今年のショーで正式発表)の写真に遭遇。実はスピーカー本体よりもその独特な形状のスピーカーと外付けターミナルとを接続している赤と黒の軽くよじったケーブルに目を奪われる。

KEFがコンセプトモデルに使用するケーブルとは何ぞや?と調べてみると、どうやらイギリスのTHE CHORD COMPANYの"Signature"というモデルを使用という情報に行き当たる。実は日本では知る人ぞ知るケーブルのCHORD。ドイツではその知名度は殆どなく、googleで調べても殆どヒットしないし、ましてや正式の代理店なんて物は存在しないらしい。
という訳で本場イギリスのgoogleでCHORDとSignatureについて調べてみると、気になるお値段も決して雲上の高級ケーブル価格という訳ではなくお手頃価格。早速テスト用としてセンターSP用にSignatureを注文(実際に試聴出来ないのが厳しい)。それと同時に日本のけーぶる舎というショップの掲示板(CHORDについての情報が満載)を熟読してCHORDというケーブルについて情報収集&想像する毎日を送る事に。
ファーストコンタクト -CHORD Anthem 2_c0030570_15373289.jpg
そんな折にイギリスのショップで超お買い得価格のAnthem 2を発見。これも早速注文。そしてこのインターコネクトケーブルが僕とCHORDとの本当の意味でのファーストコンタクトとなる。
ファーストコンタクト -CHORD Anthem 2_c0030570_15412024.jpg
白いメッシュの外皮に覆われたケーブル。そしてCHORDの特徴ともいえるプラグまでチューブで覆われているコネクト部分。ちなみにコネクト部分は銀製。ケーブル本体はCHORDのトップモデルのIndigo(さらにこの上にもう一つフラッグシップモデルがある)同様のシルバーコートのOFC導体。ちなみに現在のモデルには赤と黒の薄いストライプを白いメッシュの外皮に見る事が出来るけれど、極初期のモデルにはこのストライプは無くまっ白だったらしい。

さて実際に届いたこのケーブルを手に取った時の僕の第一印象はとにかく「固い!」。今まで使用していたKimber(これは導体が殆ど剥き出しと言っても良い程なので決して固い事は無い。笑)やMITのTerminatorシリーズとは比べ物にならない程の固さ。実際にSONYのSTR-DA5500ESとAURAのPA100に接続してみると固過ぎて以外に取り扱いがシビア(これはSignatureも同様)。余裕を持って接続しないとプラグ部分が接触不良を起こしてしまいそうなので要注意(根元で急に曲げないように注意しないとポッキリいってしまいそう)。
ファーストコンタクト -CHORD Anthem 2_c0030570_1551720.jpg
それでは一番重要な気になる音はというと・・・。これはもう目から鱗。いままで使用して来たケーブルとは比べ物にならない、まさに別次元の音がXQoneから出て来たのに驚き。何が一番驚いたかっていうとその重低音。既に5年以上愛用しているXQoneから今まで聞いた事の無い、そして今まで不足していた低音がいきなり出たのには心底ビックリ。あいた口が塞がらないとはまさにこういうことを言うんだなぁという実体験(笑)。しかし低音が出るからといって高音がもっさりしたり曇り気味という事も無く、どのレンジもスッキリ、クッキリの文句のつけようの無い優等生的再生をするところがこのケーブルの素晴らしい点。
それまで使用していたKimberのSilver Streakにも劣らないスッキリ&クリアさ、そしてMITのTerminator4よりもまろやかな音に「え、インターコネクトケーブルでここまで音が変化するの?」と信じられない体験をする事に(これまではインターコネクトケーブルの変更でここまで大幅に音が変化するとは思っていなかった)。

このケーブルを使用しはじめたのを境に久しぶりに音楽を聴くのが楽しくなり、音楽鑑賞時間は急激に増え、それはこのケーブルを導入してから4ヶ月経った今も変わらず。勿論BD鑑賞でもその威力を発揮し、それまでよりもより下から上までしっかり出る高レンジな音を楽しむ事が出来ている。
こうして迎えた幸福なCHORDとのファーストコンタクト。しかしこれによりCHORDというケーブルに一目惚れ(ちょっと違う?)する事になり我が家のシステムのほぼCHORD化計画が進む事に。そしてこれを機に先の記事にも書いた電線病発症となり、SPケーブル、インコネ、電源ケーブルから果ては電源タップに至るまで我が家のケーブルシステムは大きな転換期を迎える事になったのだった。
by buckup | 2011-05-22 16:13 | Comments(0)
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