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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buck
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iittala Ateenan aamu #2
iittala Ateenan aamu #2_c0030570_652052.jpg
誕生日の朝。起床してまずしたのは窓掃除(苦笑)。
iittala Ateenan aamu #2_c0030570_6554815.jpg
「アテネの朝」をぶら下げたのは、リビングの後ろ面にあたる我が家の愛犬のオヤツが陳列する東向きの窓。お隣さんの屋根窓が間近にあるので普段は写真のようにグレーの透過素材(紙製)のシェードを降ろしっぱなし。
iittala Ateenan aamu #2_c0030570_6594845.jpg
取り付けには目立たない白色のピン(画鋲)を使用。「アテネの朝」は非常に軽いので金属製やプラスチック製のフックじゃなくても大丈夫だろうという僕の考えからピンを流用。妻は「重過ぎるんじゃ無いの?落ちない?」と心配していたけれど、今のところピンが外れる気配は全く無い。

※もしこの方法で「アテネの朝」を吊る際はあくまで自己責任で!
iittala Ateenan aamu #2_c0030570_109123.jpg
この窓に吊ろうと思ったのは、ソファーに横になった時に美しい「アテネの朝」が丁度僕の視界に入るから(笑)。本当はリビング側面の窓の方が太陽の光が射し込んで、より「アテネの朝」の美しさを発揮する事が出来るのだろうけれど、ソファーに横になってしまうと折角の「アテネの朝」が見えない。というわけで朝日が射し込むこの窓に決定(休日以外は日中家に居る事少ないし)。

試しに振り子のように「アテネの朝」を揺らして音を鳴らしてみると、カーン、ゴーンという教会の大鐘のような響きのなかに「カランカラン」と共鳴する小さく連なる鐘のような美しい響きが微かにするのが、まさに「アテネの朝」の教会の鐘の響きのよう。カイ・フランクのデザインだけに止まらず音にまでこだわった、まさに「アテネの朝」という名前がピッタリのこの作品に心底脱帽。
iittala Ateenan aamu #2_c0030570_79334.jpg
実はこの「アテネの朝」が我が家に中々やって来なかったのには理由がある。昨年の冬、はじめて「アテネの朝」を見た妻曰く「それって何だかおばあちゃんちの窓際にぶら下がってそう」とか「ホームセンターで売ってそう」という僕には全然理解出来ない理由から中々妻がこの「アテネの朝」の良さを認めてくれなかった事にある。

なんでも妻が生まれた80年代、多くの家の窓際に「アテネの朝」のようなガラスの球体の飾りがぶら下がっていて、ホームセンターや家具屋に行くと「アテネの朝」のようなガラス玉の連なった安っぽい照明や飾りが普通にあったそうで、このカイ・フランクの「アテネの朝」がそれらを彷彿させて"全然クール"ではないと言うのだった。
iittala Ateenan aamu #2_c0030570_7161441.jpg
どうして妻がこんな偏見(と言っても過言はないと思う)をもつようになったのか考えてみたところ、例えば世界各国に展開して大人気の某スェーデンの巨大家具店に行けばArtekの"ような"スツールやTeemaやKartio、Aaltoの"ような"食器がオリジナルの十分の一以下(それ以上?)の信じられないような安価な値段で購入する事が出来る。そしてそんなオリジナルの"ような"低価格の類似品が世に溢れかえった結果、オリジナルのデザインそのものに新鮮さを感じなくなり「そんなものに魅力は感じないし値段高過ぎ!」という心理作用が働き、それこそが中々妻が「アテネの朝」を認めてくれなかった原因なのではないかと考えたりするのだった。
iittala Ateenan aamu #2_c0030570_7245633.jpg
とまぁ折角「アテネの朝」の美しさについて書こうと思ったのに何だかとっても固い話しになってしまったのは残念だけれど、最近ようやくカルティオの美しさやティーマのデザインの良さに気付いた妻が「この"Ateenan aamu"って実際に吊るして見ると昔よく見た安っぽいガラスの球体の飾りと違ってとってもキレイ。悪くないかも」とつぶやいたのを見てこんな事をしみじみと考えたのだった。
by buckup | 2012-04-25 08:23 | Favorite。(283) | Comments(0)
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