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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buck
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iittala Birds by Toikka -Red-Throated Diver(試作品)
iittala Birds by Toikka -Red-Throated Diver(試作品)_c0030570_721863.jpg
1991年から1998年までつくられていた5000羽限定の大型バード・Red-Throated Diverの試作品と思われる、うぐいす色のとても美しい個体。
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デザイン画も無く、過去のバードや鳥図鑑をもとにトイッカ氏のインスピレーションをヌータヤルヴィのガラス職人が具現化するという非常に特殊な方法で生まれるバードたち。
そんな理由から、カラーリングやシルエットが若干レギュラーモデルとは異なるプロトタイプと呼ばれる試作品が存在する。そんな試作品が工房で売られる事もあり、それが中古市場に稀に出て来る事がある。この個体もそんな一般にプロトタイプと呼ばれる試作品の一つ。
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近年の現行バードでは殆ど見かけることの無くなった、ArtekのStool60にギリギリ乗るサイズの大型バードのRed-Throated Diver。5000体限定で作られたこの大型バードのレギュラーモデルのボディーカラーは殆どブラックに見えるダークなグリーン( or ブラウン)にホワイトの格子ライン。しかしながらこの試作品のボディーカラーは他のバードではあまり見かけない、とても鮮やかなうぐいす色からダークグリーンへの美しいグラディエーション。
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長いクチバシがキュッと上を向くブラックの頭部はレギュラーモデルと同様の仕様。
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試作品故なのか、非常に美しく発色も良い完璧な格子模様を持つこの個体。その完成度はミュージアム級といっても良い程で、普通のバードの域を超え、熟練の職人技が作り出すアートの域に達している素晴らしい仕上がり。
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腹部がグリーンではなくダークライラックなのは我が家のRed-Throated Diverレギュラーモデル同様の仕様。腹部にはレギュラーモデルのようなO.Toikkaの刻印は無い。
この個体を譲ってくれた前所有者曰く、もしこの素晴らしい完成度の個体に"O.Toikka"のサインが刻印されていたのなら、かなりの高額で取引される価値のある個体だとの事。確かにサイン無しの個体は中古市場では価値が落ちるけれど、純粋にトイッカのバードの美しさを楽しみコレクションしている僕としては、個体の完成度が高く美しいのであればサインの有無は全く関係無い。
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尾はレギュラーモデル同様の半透明の様々な色が混じった非常に美しいもの。基本不透明でボディーにもラスターが施されていないこの個体は、光を透過する事も光の加減によってボディーの色を変える事も無いんだけれど、唯一このマルチカラーの尾だけはわずかに光を透過する。
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Red-Throated Diverは座面直径35cmのStool60にギリギリ乗る大きさの超大型バード。
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どれぐらい大きいかというと、全長8cmの赤いPuffballが余裕で背中に乗る程の大きさ(笑)。
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我が家のレギュラーモデルと比べてみると、若干ボディーの形状が異なるのがわかる。この試作品の方が全体的に細めで長め。
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そしてレギュラーモデルのシルエットと一番異なるのが背中の形状(Red-Throated Diverは背中が殆ど平らなのが特徴なんだけど、試作品は典型的なトイッカのバード同様緩やかなカーブを描いている)と尾の向き(レギュラーは尾が下向きなのが特徴だけど、背中の形状同様個体差で試作品のようなシルエットを持つレギュラーも存在する)。
レギュラーモデルとこの試作品を並べてみると、その大きさとボディーカラーの違いからオスとメスの番のように見える。
iittala Birds by Toikka -Red-Throated Diver(試作品)_c0030570_89449.jpg
非常に完成度が高く美しいこの試作品のRed-Throated Diver。その類い稀なる美しさは、我が家のバードコレクションの中でも模様付きのバードとしてはCurlewと並ぶ完璧と言える完成度のトップクラスのお気に入りバード。
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Red-Throated Diver/Kaakkuri
*試作品&サイン無し
1991(?)
-340x160mm





by buckup | 2014-04-08 08:36 | Favorite。(283) | Comments(4)
Commented by qyu at 2014-04-09 08:26 x
うわぁ美しい!
お腹のダークライラックとグリーンの色合いがホントに素敵ですね。光を透過するガラスのバードも好きですが、こういう子のほうが実は好みです♪
こういう希少な鳥さんがいる場所として、buckさんちの私設みゅーじあむくらいぴったりな場所はない、って感じですね^^
Commented by buckup at 2014-04-10 16:54
qyuさん。何故にお腹がダークライラックなのか不思議だけど、ダークライラックとグリーンの色合い、とても美しいですよね。バードコレクションしはじめの頃は、光を透過すると美しい透明なバードがやっぱり気になったけど、最近はこういうガラス職人の技が駆使されたバードが好み。描けば簡単だけど、これをガラスで出来ちゃうってところに心が動かされます。
我が家の施設みゅーじあむ(笑)。確かに小さなミュージアム出来るぐらいバード居るかも(爆)。
Commented by Maruya Rumi at 2014-04-10 17:55 x
綺麗ですねぇ。
色味といい、腹部のダークライラックの入り方といい、個人的には本家(?)よりこちらのプロトタイプの方が好みですー。
Commented by buckup at 2014-04-11 16:43
この試作品の出来は特級で(笑)。そんなで通常モデルよりかなり素敵だしカタチも色も非常に美しいです。
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