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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buck
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iittala Birds by Toikka -Queen fisher
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2005年から2007年までの2年間作られていた、とても特徴的な美しく大きなクチバシを持つQueen fisher。
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一見するとラスター?と思ってしまう程金属的な色合いの透明な水色のガラスで作られた特徴的な大きなクチバシ。光が透過するととても美しい黄色い頭部。丸っこいボディーは目の覚めるような赤でミラーのように周囲を映し込む胸はラスター。そして美しいウォーターグリーンの短い尾。片手にすっぽりと収まる小型の鳥ながらとても色々な色が使われているQueen Fisher。
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球形ではなくちょっとアタマの天辺を押し付けて潰れたような平らなカタチの頭部は発色の良いクリアな黄色いガラス。この潰れた感じのちょっと平らなアタマがモデルとなった実在の鳥・カワセミの特徴を良く捉えている。
そして特徴的な大きなクチバシはとても美しい澄んだ明るいブルー(アクアブルー?)。不思議な事にこのブルーのクチバシはクリアなのに金属的な輝きを持つ銀色系のラスターがかかっているように見える。
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胸には青銀系のラスターの装飾。多くの写真ではこの部分が黒く見えたりしているけど実際にはラスター。置く場所、見る時間によって違った印象を受けるのはこのラスターの胸に映り込む色によるところが多いように思う。
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キュッと短いキュートな尾はウォーターグリーン。薄青色のクチバシとボディーの赤にとても良くマッチする美しいカラー。
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このウォーターグリーンの尾に光が透過するととても美しい影をつくり出す。
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というか透明な赤いボディーを持つので直射日光を透過すると白いテーブルにとても美しい影を落とすのがこのQueen fisher。
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底の刻印は"O.T. II Nuutajärvi"。"O.T.II"の刻印は最近では殆ど見られない刻印で、正規品にパスしなかったB級品につけられる刻印だと言われている。
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パッと見、何の不具合も無い、寧ろバランスの良いとても良い仕上がりのこの個体に何故にB級品の刻印がついているのか不思議だったんだけど、おそらくその理由はボディーのカラー。
確かにこのQueen fisherをアンティークショップで見つけた時にボディーが随分と鮮やかな赤だなとは思ったんだけど、正規のQueen fisherのカラーはバード本によると"Brownish red"。ブラウンがかったレッド。
僕の認識もこのバードのボディーの色は小豆色というかダークなボルドーって思っていたので寧ろこのB級品の刻印のされたQueen fisherのルビーバードと変わらない鮮やかな赤がとても新鮮というか美しく見え即決。実際にうちで飾ってみてもこの鮮やかな赤のボディーはとても美しい。
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Queen fisher、King fisher、いずれを画像検索しても出て来るのはカワセミ。♂をキング、♀をクイーンと呼ぶのかな?なんて邪推もしてみたけれど本当のところはわからず(汗)。
トイッカのバードにもキングとクイーンが存在して、キングは2010年にTacoma Museum of Glassの為に750個限定でつくられていて、時期的にはこのクイーンの方が先に生まれている。
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キングもクイーンもカワセミの特徴的な大きなクチバシを持っている。わが家の個体はキングの方がクイーンよりも一回り小さい。
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8月あたまのフィンランド旅行で唯一のアンティークショップでの中古品購入となったこのQueen Fisher。
イレギュラーな真っ赤なボディーカラーが美しくとてもお気に入りの一羽となっている。また最近登場する色ガラスを膨らましただけのシンプルなつくりのニューバードとは一線を画すカラフルな色を使った中々手の混んだつくりなのもお気に入りのポイント。
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Queen fisher/Kuningatarakalastaja
2005-2007
-85x170mm

by buckup | 2015-09-14 06:39 | Favorite。(283) | Comments(2)
Commented by びゅーと at 2015-09-17 08:04 x
ご無沙汰しております!
ここ数ヶ月バタバタしていて、こちらのブログのフィンランド旅行記はゆっくり読もうと大切に?取っておいたら、あっという間に9月も下旬!
ともあれ、楽しませて頂きました。と同時に、羨ましくて悶絶です!

それにしてもこの記事のバードは美しいですね…!
以前はバードの良さが全然わからず、なぜこれにこのような大枚をはたいて…?と思っていたのですが、こちらのブログを拝見するうちに、こんな私にもしみじみと良さがわかってきました。
その中でもこのバードは私の心を鷲掴みです。
赤が好きなので、写真拡大してしばらく見惚れました。
しばらく前、大事にしていたカルティオレッドを夫に割られてしまったせいで赤に反応したのかもしれませんが。笑。
器はいつか割れるものと思っていますが、割れると悲しいですよね。私の悲しみようを見た娘がヨシヨシしてくれました。
このバードは我が家にお迎えしたいところですが、アンティークということで残念。いつか復刻されて手の出るお値段だといいなあ…
それまではこちらのブログで勝手に堪能させて頂きたいので、たまに登場させてくださいませ。(と、自分勝手なお願いをする私。笑)
Commented by buckup at 2015-09-22 19:09
おっ!ぴゅーとさん、お久しぶり!本当、アーッという間に夏が過ぎ、気付けば9月ももうすぐ終り(汗)。そして10月に入れば本当にアッという間にクリスマス。毎年の事ながら夏以降の時の流れの速さにはビックリですよね!

ねーたかがガラスの鳥に何故にあんなに大枚をはたくのか?ってのは一般的な人の考えですよね。さらに日本のバードの価格はヨーロッパ価格よりも割高感あるし。バードのデザインも独特なので、本当に良さに共感出来なければ?な世界ですよね(大汗)。
このバード、とーっても美しいでしょう。わが家の小型のバードの中でもその美しさは確実にトップクラス。小さいながらもその美しさと存在感は大型のバードにも引けを取らないんです。しかもおそらくB級品の理由となった鮮やかなボディーの赤が本当に良い感じで。A級品の赤茶も渋くて良いけど、このB級品の鮮やかな赤、僕も好みのど真ん中でした(笑)。
おーーー赤いカルティオ、残念でしたねー。好きなものが割れると本当に悲しい。そして何とも言えない喪失感。それがイヤでカルティオは全色予備を完備。以前アクアブルーを妻に割られた時もそのおかげで救われました(笑)。そんなでカルティオは予備がオススメ。特に限定色や廃盤色は1〜2つ多めに買っておく事をお勧めします(場所取るけど)!
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