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一連のオーディオシステム新規購入計画の際一番最後に入手したのが、このガラスの天板が非常に美しいKEFのサブウーファー・PSW2000です。
KHT3005購入後、AURAとのコンビネーションによる音に満足していたのですが、SONYのAVアンプ・STR590で聴くSACDやアクション物のDVDを見るときに低音域に物足りなさを感じていたのは否めません。そこである日一念発起。サブウーファー入手に向けて動き出したのでした。 KEFの音に非常に満足している僕は、当然サブウーファーも迷わず同社の物を選択。当時KEFのサブウーファーのラインナップは、パワーの小さい順にPSW1000(KHT1005用)、PSW2000(KHT2005専用)、PSW2005(汎用型・KHT5005用)、PSW3000(KHT3005用)、PSW4000、5000(トップモデル)の6種があり、当然値段的にもパワー的にもうちには不必要と思われるPSW4000,5000は却下。そして同時購入はではお買い得感があるのですが、別途購入では少々割高感のあるPSW3000も熟考の結果却下。最後にはPSW2000と2500との一騎打ちとなりました。 デザイン的に気に入っていたPSW2500購入に十中八九傾いていた時に、ふとバックパネルの接続プラグに目が止まりました。PSW2500には入力用のプラグは5,1CH専用のピンプラグ接続しかないのに気付きました。PSW2000にはその他に通常のSP用のライン入出力が付属していました。 どうせサブウーファーを使用するならAURAも繋いでしまおうと思っていた僕は、この入力系の差でPSW2000に決断したのでした。(笑) 現在はKHT2005.1のバージョンアップと共に型番もPSW2010となり、出力も250Wにアップ。次のランクのPSW2500とほぼ同等の性能を持つようになりました。PSW2000ではあったバスポートを廃止し、PSW2010では音質向上に目的から密閉式に変更。そしてこのバージョンアップに伴いPSW2500と同じように入力系はピンプラグのみの仕様に変更されました。 写真にあるようにブルーのOhelbachのバナナプラグで接続されているのが、AURAから伸びているラインです。ケーブルはvan den Hulの「The Clear Watter」、そして5,1ch用のケーブルにはAudioQuestの「G-Snake Sub」を使用しています。 これではとても聴けた物ではないと思い、町の石材屋へと直行。そこで35X35cm、厚さ6cmの黒い御影石を注文。通常は床材やテーブル、お墓用の注文しか来ないこのお店にいきなり日本人が現れこんな石版を注文したので、一体何に使用するのかと根掘り葉掘り聞かれて困ったのを記憶しています。 そしてこの両手でやっと持てるほどの重さの石版をサブウーファーの台座として使用。これにより大分低音の緩みは解消されました。しかしDVD鑑賞、特にバスのバランスに使用する「ロード・オブ・ザ・リングス 2つの塔」のナズグルの乗るワイバーンの独特な羽ばたき音がどうしても納得がいきませんでした。それに効果音にバスのレベルを合わせると、音楽時にはバス過多にどうしても陥り非常に難儀しました。 そこでDIYショップで購入したのが、30X30cmのコンクリート板と、同じく30X30cm厚さ2,5cmの大理石盤の2つ。これも非常に重い物でしたが(うちは3階で勿論エレベーターなど無い)、この2つの石板の効果は絶大でした。DVD鑑賞では爆発のシーンがあるごとに、まるでアミューズメントパークの体感映画のように部屋全体が揺れていたのが解消。まるで映画館のようなバランスの良い低音が出るようになりました。 また何と言ってもSACD再生時のバスの質が一気に向上しました。先日購入したセンターSP・XQ2cとのコンビネーションにより、コントラバスの音やニュアンス等がとても満足のいくなりになりました。 完全にコントロールされたバス。今の現状はそんな感じです。 サブウーファーの購入の恩恵はDVDやSACDだけでなく、CD鑑賞時のAURAにも持たされました。前述のようにコントラバスの質感の向上は勿論の事、なによりもサブウーファー使用の効果はパーカッションに持たされるように思います。 ドラムセットのバスや、オーケストラの大太鼓、そしてマリンバやヴィブラフォンなどの鍵盤楽器、そして少々マニアックになりますがピアノのサスティーンペダルの音、そしてピアノの低音域等恩恵が持たされる点を挙げていったらキリがありません。(笑) という訳で当初の認識を大いに上まるサブウーファーの効果に驚きつつも、今回の買い替えした器機の中で一番セッティングに苦労したエキプメントでもありました。 XQ2cを購入して思ったのですが、最近のKEFのSPのコンセプトは、サラウンドシステムを前提に、低音をばっさり切ったような音作りがなされているのかもしれないと感じました。というのもXQ2cも単体ではそのハイスペックな性能が十分に引き出されないようなのですが(勿論単体でも十分良い音はします)サブウーファーとのコンビネーションによって十二分にその性能を活かせるような感じがします。またKHT2005/3005もその小型なボディーからは十分な低音を再生は出来ないようですが、サブウーファーのサポートによって、十分聴くに堪える音が展開されます。 今ではうちのシステムに欠かせぬバスを担う、そして良い音環境を作り上げる上での影の力持ち的存在のサブウーファーに対する僕の認識はかなりのポジションアップとなりました。
by buckup
| 2005-08-12 23:58
| AUDIO。 (69)
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Comments(2)
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roy o
at 2005-08-14 12:33
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このウーファも実物きっと美しいでしょうね。日本では売っていないようです。サブウーファの、まぬがれ得ないうっとうしい存在感を、ガラス天板で一息抜かせている。イギリス人の深みのあるジョークみたいに。
どうして輸入しないですかね。僕は、黒いオーディオプロダクツは、また「くる」ように思っているんですけどね。もちろん、黒には品が求められますから、デザインに対する更なる厳しさが必要ですけど。 Ohelbachというプラグメーカーも初耳です。 buckのblogはとても勉強になります。
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buckup at 2005-08-15 05:26
そうですね~、あまりサブウーファーには見えないデザインかもしれません。ソファーの横にある、飲み物を置いたりするサイドテーブルみたいな感じです。ガラスの天板もそんな意図があるのかもしれませんね。最新型はこれまたサブウーファーらしくない楕円形で、これは一見するとシルクハットを入れるような箱に見えます。
この機種も日本へは輸入されていたようですが、生産終了モデルのようです。しかし新型のPSW2010はいまでも生産され続くKHT2005.2に付属しているようです。最近僕も銀のオーディオ機器よりも黒の方がいいなぁ~と思っていたところなのですよ。確かに黒は「品」と日頃の「手入れ」が重要ですね。埃が目立ちますから(笑)。 Ohelbachは中々良い物を手広く、親切価格で作っているドイツでは欠かせないメーカーです。何故日本に輸出されていないのか不思議です。 これからもどうぞ宜しくおねがいします~!
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