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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buck
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Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka
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1967年から1971年までつくられていたリングのような装飾が特徴的で美しいキャンドルスタンド/ベース N 465。
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Kaj FranckのKF243、KF245 vaseや蓋付きデカンタの"kremlin bells"の影響を大いに受けているんじゃないかと思われるこのN 465。
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太さの異なるリングが連なるようなデザインは60年代中盤からの初期のトイッカ氏のデザインに多く見られ、彼のガラス食器の代表作とも言えるFlora(1966-1991)のグラスやボウルのステム(脚)にもこのN 465によく似たデザインが採用されている。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6304641.jpg
N 465上部は受け皿のような形をしていてキャンドルスタンドとしてピラーキャンドルなんかを置ける形状。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6303260.jpg
また中心には円形の穴(N 465は上部の穴から底まで空洞になっている)にキャンドルを差す事も出来、また中に水を入れて花瓶として使う事も出来るデザイン。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6585480.jpg
クリアのN 465には当時のヌータヤルヴィのロゴシールが現存。このN 465がアラビアからではなくヌータヤルヴィから販売されていたのが伺える。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6341075.jpg
独特なボコボコなデザインは洗い辛く、また乾かせ難い形状なので、僕的にはキャンドルを刺したり花瓶としては使いたく無いというのが正直なところ。というわけでHeikki OrvolaデザインのKiviを置いてみたところ、まるでオリジナルの如くサイズも見た目もピッタリ。というわけでわが家ではキャンドルホルダーとしてでは無く、Kiviホルダーとして使用。
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Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6375797.jpg
N 465と同じ色のクリアやライトブルーを載せるとまるで一体成型のように見えるけど、カラフルなKiviの中から気分によってN 465本体とは異なる色を合わせるのも雰囲気がガラッと変わって面白い。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6443243.jpg
ライトブルーのKiviとN 465。見る角度によっては明るいライトブルー独特の輝きが非常に美しい。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6471610.jpg
こうして全体で見てみると本当にKiviとのコンビネーションは違和感無く、寧ろKiviがはじめから一体成型されているかのように自然に見える。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6503237.jpg
氷のような透明感が非常に美しいクリアのkiviと本体のクリアなガラスならではの凸凹による陰影が美しいクリアコンビネーション。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_6525295.jpg
窓辺に飾ってあるクリアのN 465とKivi。目線よりも高い位置で揺れるKiviの炎が小さな輝く宝石のように見えて本当に美しい。
またソファーから見るN 465は"Little light hause"なんて呼ばれるように、窓辺にそびえ立つ小さな灯台のようにも見える(全長50〜70cmあるN 415は"Light hause"と呼ばれその小型版という意でN 465はLittle light hause"と呼ばれることもある)。
Oiva Toikka -N 465 Pikku-Marjakka_c0030570_724788.jpg
トイッカ氏のガラス作品を集めた本『Moments of Ingenuity』にはクリア、ブルーに加えヴァイオレットが作られたと記載されているんだけど、今までこの色は見た事がない。ダークなコバルトブルーは今まで幾つか見た事があるのでヴァイオレットはコバルトブルーなのではないかと思っている(画像検索してみるとブラウンなんてのもあったりするのが面白い)。

わが家ではすっかりKiviとの併用が普通となっているN 465。N 465の上にKiviを設置することによって炎に高低差が出て非常に良い感じに。また火を灯さない状態でもガラス自体の美しさが非常に巧く生かされている作品なのでオブジェとしてもとても美しいお気に入りのキャンドルスタンド。
by buckup | 2016-04-04 07:17 | Favorite。(283) | Comments(2)
Commented by びゅーと at 2016-04-18 07:47 x
またもや目の毒シリーズ…!
クリスマスシーズンに飾っても美しく、初夏から夏に飾っても爽やかで、万能ですね〜。

背の高いキャンドルスタンドは、こわいと言って夫が好まないのですが、実際火を灯さず飾っておくだけでも絵になるなーと思います。
(地震大国なので、細いキャンドルを灯したい時は最近はLEDの蝋燭を使っています)
Commented by buckup at 2016-04-22 16:14
氷柱のようなFestivoも美しいけど、このキャンドルスタンドも中々の美しさです。FestivoもこのN465もデザイン的にはリングを多用しているのに全然印象が異なるし、それぞれデザイナーの個性がとても強く出ているのが面白いです(笑)。

背の高いキャンドルスタンド。重心がグッと上がってしまうので確かに転倒の可能性が上がってしまい怖いですよね。実際、わが家でも一度キャンドルがちゃんと固定されてなくて倒れてしまいLantern破損しているし。でもその点、このN465はkiviを設置できるので安心。しかもデザイン的にもまるでオリジナルのように見えるのがgood。でも地震を考えるとキャンドルは怖いですよね〜やっぱり。
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