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独逸より日々愛用しているお気に入りを・・・風の吹くままに、気の赴くままに。
by buckup
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The BADDEST -Toshinobu Kubota
イースター休暇の週末、僕が仕事で留守だった為一人暇を持て余していた我がパートナーは以前より公言していたベッドルームの模様替えに一人で着手。その際、部屋の奥深~くに仕舞い込まれていた謎の箱を発見。なんとその箱の中から彼女が見つけ出したのは長年忘れ去られていたCD10枚。その中でもとても懐かしい一枚がこの久保田利伸の一枚目のベストアルバム「The BADDEST」でした。
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ヨーロッパに来てからというもの全然邦楽を聴く機会に恵まれず、最近はもっぱら以前はあまり聞かなかった洋楽やJazz、そして若い頃から聴き続けているクラシックを主に聴いていますが、この懐かしいCDを僕がリアルタイムで聴いていたのはナンとおよそ20年(!)近くも遡る中・高校生の頃。いやぁ本当に歳をとったものです。
当時気にも留めなかったこのアルバムの題名は本来「The BEST」である筈なのにわざとその逆の「The BADDEST」になっていたのですね。いまさらながら感心してしまいました。それと同様に当時は気にも留めていなかった歌詞も今聞くと変に納得できたり共感できる言葉が散りばめられています。

さてさて気になる音質面ですがこれはもう80年代後半の録音。ハイ上がり気味の悪く言えばドンシャリ。(当然僕はこの時代の音を聴いて育ったので余り気にはならないのですが。笑) しかし現在の家のシステムで聴くと、一曲目の「TIMEシャワーに打たれて」冒頭のアカペラは記憶にあるよりもクリアで、その後に続くリズム感溢れるチョッパーベースや色鮮やかなシンセサイザーの音がまさに音のシャワーのように前面に展開し、時にJAZZテイストさえも取り入れたピアノと久保田特有のファンキー(懐かしい言葉です)且つ弾ける様な彼のノリノリ(これも死語?)のヴォーカルが今聴いても新鮮で若かりしエネルギー溢れていたあの頃を思い出さずにはいれませんでした。
勿論当時ヒットした「流星のサドル」「You were mein」等収録。本当に久しぶりに聴く初期の久保田サウンドにノックアウト気味です。いまさらながら驚いたのですがこのCD、全曲彼自身による作曲なのですね。一流の歌手としてだけでは止まらない彼の豊かな才能に脱帽です。

音楽というのは不思議なもので、何年も聴かずに忘れていたものでもその曲を聴くと高校生のあの頃の気持ちを思い出す事が出来ます。部活で疲れた体を引きずりながら家路へと続く東横線の窓から見える景色。そして渋谷に近づくに連れて復活してくる僕の元気。どの曲を聴いても若かりし青臭いあの頃が思い出されます。そういえば僕の本当の意味での初恋もこの頃でしたねぇ~。(微笑)


「~君はもう君だけの夢をみるのだろう この手よりも優しいもの探しながら
   You were mein この瞳閉じた世界 今ではYou were mein 
 君だけのために♪」

-You were mein 川村真澄/作詞 久保田利伸/作曲
by buckup | 2005-03-31 01:23 | CD。 (36) | Trackback | Comments(3)
Aprilwetter -目まぐるしく移り変わる季節。
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イースター休暇も昨日(月曜日)で終わり。イースターの連休中もそうでしたが今日もまた一日中天気が目まぐるしく変わりました。ドイツでは4月の猫の目のようにクルクル変わる不安定な天気を指しズバリそのまま「Aprilwetter」と呼びます。日本の穏やかな4月と違いドイツの4月の天候はまるでチャンコ鍋のよう。
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昨日もその前の日も、曇っていたかと思うと急に暖かい日が差し、その数分後には雹(ヒョウ)が降り出す始末。そして真夜中には窓に強く打ち付ける大雨。そして今日も比較的穏やかな天気だったものの空を見上げれば雲が一日中とても早く移動していました。
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しかしそんな日の日没時は絶好のシャッターチャンス。愛器のCONTAX Tvs-Dを取り出し我が家のリビングの窓から何枚か写真をとって見ました。夕暮れ時の雲がまるで美しい貝殻のよう。
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僕のカメラは晴れの景色よりも曇りの空やこのような日暮れが得意のよう。僕自身も抜けるような青空を写真に収めるよりも、変化に富みその一瞬にしか出会えない偶然的要素を含む雲を撮る方が好きです。
さ~て休暇が取れるときには是非このカメラと共に素晴らしい被写体に出会えるような処へ行ってみたいものです。
by buckup | 2005-03-30 04:33 | 雑記。 (197) | Trackback | Comments(0)
Arcadia -Andreas Scholl
日本でも「もののけ姫」のヒット共に知られるようになったカウンターテノール。いわゆる男性歌手がファルセット(裏声)という技法を使ってアルトの音域を歌うため今昔を問わず非常に稀でそれだけに名手と呼ばれる人は中々出てきません。
そんな中、ドイツ出身のAndreas Schollは近年稀に見るカウンターテノールとしてヨーロッパに限らず世界中で名声を集めています。
そんな当代一の名手SchollがOttavia Dantone指揮のイタリアの著名な古楽アンサンブル・Accademia Bizantinaと共に手掛けた最新作がこの「Arcadia」です。
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1600年代中頃から1700年代中頃のバロック様式最盛期のイタリアの楽曲を集めたこのSACDは、基本的ににAccademia Bizantinaの流れるようなそれでいて切れのある素晴らしい弦楽アンサンブルにチェンバロが奏でる華やかな通奏低音+Schollの柔軟性のある柔らかく完璧なカウンターテノールが一体となり、楽曲の間に挟まる形のレチタティーボを悲しみを一杯に湛えて歌ったり、心に響く悲しみのアリアや颯爽としたアリアなどのまるで風のようなイタリアンバロック特有の旋律を完璧なまでに堪能できる一枚です。

個人的にはトラック1のFrancesco Gasparini(1668-1727)のAria:Destati,Lidia miaのSchollの優しく柔らかで包み込むような声色のアリアも非常に魅力的ですが、なんといってもこのSACDでのSchollの真骨頂はトラック16に納められているGaspariniのEcco,che alfin ritornoの最終楽章、Aria;II nocchier nella procellaではないでしょうか。典型的な情熱的で憂いを含んだレチタティーボから繋がるAriaは、颯爽とそして堂々としかしスピード感に溢れカウンターテノールとして極限の音域を駆使しその魅力を余す事無く魅せてくれます。
このアリアで非常に興味深いのは低い音域になったときのSchollの地声と裏声の使い分け。余りにも完璧な高音域なのでアルペジオの最低音部だけ使用する地声がまるでそこだけは継ぎ足したように聞こえるのがカウンターテノールならではの醍醐味ではないでしょうか。

音質面は当然CD面の2ch再生も非常にクリアでSchollの歌声を楽しむ分にはなんら支障はありませんが、SACDマルチ再生の前後4本のスピーカーを駆使した自然な包み込むようなエコーとCD面よりもさらに小気味良く切れのある弦の音、そしてSchollの張りのある柔らかい歌声の再生はSACDならではというところでしょうか。また時にかすかに聞こえるコンサートマスターであろう人がフレーズを取るために息を継ぐ音(息を使わない弦楽器では特に重要)などが臨場感をさらに盛り上げてくれます。またこのSACDを聴く時はサブウーファーのヴォリュームを少し上げ気味にするとバッソ・コンティノのどっしりとした響きを楽しめます。(ヴォリュームを上げ過ぎるとオーケストラのコントラバスの様になってしまうのでご注意を。。。)

ワーグナーやシュトラウスのヴィブラート全開の派手なオペラアリアが苦手な方や、イタリアンバロック最盛期特有の哀愁と情熱、そして煌びやかなリッチさを味わい時に聴くのにピッタリの一枚ではないでしょうか。
by buckup | 2005-03-29 08:31 | SACD。 (63) | Trackback | Comments(0)
arcus First Class CD-player
うちのリビングルームでAURAのプリメインアンプVA100LSとコンビを組んで気持ちの良い音を奏でているのがドイツarcus社のFirst ClassシリーズのCDプレーヤーです。
ドイツ製らしいすっきりとした外見にこれまたドイツらしい10年保障。テクニック的にもアルミニウムのボディや独自の特許を収得したarcus DCS(Disc Control Syestem)を採用する等中々凝った作りとなっています。
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AURAの美しい鏡面仕上げのフロントパネルに合うCDプレーヤーを探すのは非常に難しく、当初アンプと同じ外見のしかし余り評判の著しくないAURAのCD-100を購入する予定でした。実はこのCD-100、一度家に来た事があるのです。
アンプを購入したディーラーさんから中々良いコンディションのCD-100が手に入ったと連絡があり、それではと思いイギリスから家まで送ってもらいました。AURAのアンプには勿論ピッタリの外見。しかしCDトレイのオープンキーを押して唖然。この鏡面仕上げの美しいエレガントな外見とは似つかぬとてもワイルドなCDトレイの開閉動作にはどうしても馴染めませんでした。また運送時に不具合が生じたようでCDを読み込めないエラー表示がモニターに表示され、結局AURAのCDプレーヤーの音を聞くことが出来ませんでしたがこのトレイの開閉アクションとその音に馴染めずディーラーさんに送り返したのでした。
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そんな折デザイン的に気に入って見つけたのがこのarcusのCDプレーヤー。ドイツの各オーディオ誌でも中々良い評価を得ており、NADかARCAMのCDプレーヤーに決めようとしていましたが、結局このCDプレーヤーに決めました。

このCDプレーヤーの売りでもあるDCSとは、いわゆる読み取り防止機能の事で、CDの読み取り面に付いた傷などによる音飛びや読み込みの中止などを極力少なくします。勿論深く付いた傷や擦り傷だらけのCDなどの再生には問題が生じますが、通常のプレーヤーよりは読み込みは確かに良いようです。
CDプレーヤー自体のオペレーションは非常に簡単で真ん中に配置されているボタンにより殆どの動作が出来ますが、DCS等特別な機能の設定などを行う場合は別売りのリモコンが必要になります。背面にはフロントパネルとは別に主電源スイッチがあります。これはフロントのパワーキーではCDプレーヤーをスリープ状態のスタンバイに出来ますがプレーヤー自体の電源を切りたい場合は背面のスイッチに手を伸ばさなければいけません。しかしこれは常にCDプレーヤーをスタンバイ状態に保つ事でプレーヤーの安定化を図っているようです。

出てくる音は非常にナチュラル。僕の耳には以前に使っていたSONYのCDプレーヤーに比べると少々パンチと解像度に欠けるように聞こえますが、これは長年SONYを使用していたからかもしれません。
普通に聞く分には非常に気持ちよく聞けるCDプレーヤーですしとてもシンプルな外見は非常に好みなのですが、この先オーディオ機器の買い替えを考慮する場合このCDプレーヤーにまず白羽の矢が立ちそうです。


arcus First Class CD-Player

c0030570_4462395.jpg DA System delta sigma modulator burr brown chip
DAC 24bit 96kHz
Frequency responce (20Hz - 20kHz) +/- 0,5db
Total harmonic distotion(1kHz) 0,0025%
Signal tonoise ratio(A-weighted) 105dBA
Out putlevel at 0dB 2,5Vrms / Digital output SPDIF 75ohms
Dimentions:430x90x250mm Weight:6kg
by buckup | 2005-03-28 06:05 | AUDIO。 (69) | Trackback | Comments(0)
Requiem -Gabriel Faurè
レクイエム-死者のためのミサ。モーツアルトやヴェルディなど西洋音楽史上の著名な数々の作曲家が作品を残しています。 
フランスの自身もオルガン奏者だったGabriel Faure(1845-1924)が残したレクイエムは非常に優しく、暖かく、まるで教会のステンドグラスから射す柔らかい太陽の光のようです。
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ここで紹介する録音は英国Deccaにより1976年にGeorge Guest指揮、オーケストラはAcademy of St Martin in the Fields、そして合唱はChoir of St John’s Collegeの演奏により収録されたものです。

この曲はオルガンを主軸とした非常に珍しいオーケストレーションが成されているレクイエムで、通常のオーケストラ作品では常にと言って良いほど弾き続ける宿命のバイオリンが1~2楽章Tacet(お休み)だったり、同じく吹奏楽器の中では多くのソロを担当するフルートもたった一楽章のみの短い出番だったり、オーボエに至ってはまったく使用されていない等、他に類を見ない非常に稀なオーケストレーションとなっています。
曲はレクイエムの形式に基づいた7楽章からなりますが、全曲の演奏時間は40分弱とレクイエムとしては短い作りになっています。

この録音で特筆すべきは4楽章の「Pie Jesu」。
通常このとても美しい旋律のソロはメゾソプラノが担当しますが、合唱団がとても良い児童合唱団を持つ場合、透き通るような初々しいボーイソプラノで歌われることもあります。勿論この録音では前述のボーイソプラノを起用しており、ソロの始まりのか細く弱々しい緊張した少年の歌声が、一生懸命、心を込めて、とても一途に曲と共に徐々に花開いていく様がとても僕の心を打ちます。
その後に来るバリトンの「Libera me」での成熟した大人の男の深く低い、安定した声質とも非常に対照的です。

この「Pie Jesu」を聞くたびに僕は感動し、なにか悩みや問題のある時に新たなエネルギーをこの少年の一生懸命な歌声から分けて貰い元気を取り戻すのでした。
by buckup | 2005-03-26 01:09 | CD。 (36) | Trackback | Comments(2)
Ostern -復活祭
ドイツは今日、国中が祝日。今日は聖金曜日といってキリストが磔刑に処された金曜日とされています。そして聖書に記されているように3日後の月曜日に奇跡の復活を遂げるのです。(復活祭の時期はその年によって大きく時期が変わります。)
通常復活祭の間、仕事は金曜から月曜日までの連休となるところが多いので、この連休を利用して小旅行に出たり家族と共に教会のミサへ行ったりと人によって過ごし方は様々です。

またこの復活祭中の日曜日は冬時間から夏時間(サマータイム)へと移行する日でもあります。夏時間というのは復活祭の日曜日、夜中の2時が突如として一時間早い3時に変わるわけで、冬場は日本との時差は8時間だったのがサマータイムと共に7時間の差になります。
しかしこのサマータイム。実は体が慣れるまで結構きついのです。というのも普段例えば7時半の起床時間が6時半になる訳で、たとえ就寝時間も1時間早くなっても起床時間が1時間早まるというのは何故か非常に体に響くのです。
また大抵このサマータイムと共に、朝の小鳥たちの大合唱の時期も始まるので(大抵朝の5時から8時の間)結局自然に目は覚めてしまうのですが。。。
年に2回あるこの時間の変更。実は僕には小さな楽しみがあります。それはうちにある電波時計を眺める事。(汗)サマータイムの移行に伴って電波時計も自動的にその針をぐるぐる回して時間を修正するのです。これは普段見れない時計の派手なアトラクションなので何故かいつも見入ってしまうのです。

さて写真の玉子はアフリカ産で石で出来ています。この時期、ドイツの街頭はどこもかしこも「玉子」と「ウサギ」で溢れかえります。しかしうちの玉子は特別なイースターのデコレーションというわけではなく、一年中飾ってある部屋のインテリアの一部と貸しています。
というのも何故か僕らはこの石製の玉子が大好きで、いつの間にかコレクションと呼べるほどの数に膨れ上がっていました。右側に写っている一際小さな玉子はそんな僕らの趣味(?)を知っているドイツ人の親友が昨年夏に仕事でアフリカを訪れた際に持ち帰ってきてくれたお土産です。ところでアフリカではこの石製玉子が特産品なのでしょうか?


- うちには玉子がゴロゴロ!?
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by buckup | 2005-03-25 23:50 | 雑記。 (197) | Trackback | Comments(0)
KEF KHT-3005
玉子型の楕円形のフォルムに大きな黒いつぶらな一つ目。その下にある口はちょっと驚いたような感じ。そんな愛らしいスピーカーらしからぬ形だけれども紛れも無くパワフルにその小さなボディからは想像つかない程元気良く鳴ってくれるのが、英国KEF社の傑作サラウンドスピーカーKHT-2005にクロームメッキを施しモディファイされた全世界1000ユニットのリミテッドモデルとして発売されたKHT-3005です。
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KHT-2005は本国イギリスのみならずヨーロッパ各国で数々の賞に輝いたKEF社の大当たりモデルで、現在はさらに改良を施したKHT-2005.1が継続され発売されています。このスピーカーの売りは、何と言ってもKEF社が特許を持っているUni-Q。これはツイーターとウーハーの同軸(ウーハーの中心にツイーターが配置されている)による点音源構造とそれによるリスニングポイントの自由度ではないでしょうか。これにより5本のサテライトスピーカーのスイートスポット(ベストな聞くポジション)の自由度が増え、且つ5本のスピーカーの音がより溶け込み易くなる点にもUni-Qは一役買っているようです。

しかし何と言ってもまずこの小さなスピーカーの特筆するべき点は、その小さなアルミダイキャスト製のボディからはおよそ想像もつかない程元気な鳴りっぷりと音の定位感&解像度でしょうか。
例えばスピーカーを部屋一杯までの幅にセッティングして鳴らすオーケストラの響きは艶やかで紛れも無く大編成のオーケストラのダイナミックな臨場感が味わえ、またDVD鑑賞やSACD鑑賞時の5本のスピーカーで包み込むサラウンド効果も抜群で、見事に5本が一体となってクリアに細かなディテールまで逃さず鳴ってくれます。

c0030570_21312247.jpg昨年のオーディオ購入時にまず僕の頭の中で決まっていたのは、AVアンプを使用してのDVD鑑賞とSACD再生。ということは最低でも5本のスピーカーが必要で、その後色々と調べた結果、バラで揃えるよりもサラウンドスピーカーのセットで揃えた方がバランスや音の統一感の面で簡単らしいという事でした。そしてまたココが重要なポイントでもあるのですが、小型で鳴りっぷりが良く且つスタイリッシュであるという事でした。
当時毎日そんな条件に合うスピーカーをリサーチしていた僕に、時計仲間兼オーディオマニアであるドイツ人同僚が「KEFのスピーカーが評判いいらしいよ!」との助け船を出してくれたおかげでKHT-2005と初対面。その後各オーディオ雑誌のプレビューやテスト記事を読み漁りこの機種の購入を決定。
しかしそんな矢先にeBayにてリミテッドモデルでボディが鏡面仕上げのなんとも僕好みのKHT-3005を発見。これはもう運命の出会いの如く何の迷いも無く久しぶりに本気で気合の入札。無事落札、そして入手に至ったのでした。(僕の一存での購入だった為、勿論入手後には購入を巡り我がパートナーとの一悶着あり。汗)

さすがに各国で数々の賞を受賞しているだけはあって、DVD鑑賞時に不満な点はありません。SACD再生時にもう少しレンジが広く再生出来るとまた違う未知な音がするのかなとも思いますがこれも合格点。
しかし一番驚いたのは先日紹介した僕の一番のお気に入り「AURA」とのコンビネーション。これはもう今まで聴いたことの無いような響きで、よくもこんな小型のスピーカーからこんな音がという程、ppは繊細にffは雄大に、女性ヴォーカルは伸びやかにギターは元気良く、ピアノのハンマーが弦を叩くニュアンス・・・(etc)を本当にオールマイティに鳴らしてくれます。AURAとのコンビネーションで優秀な録音を聞くと、楽器の位置関係、ちょっとした小さな音(例えば譜面をめくる音や本当に小さな足音)、奏者の息遣いまで実にクリアに聞こえます。
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もう一つ特筆すべきは別売りの専用スタンド。これは絶対お勧めです。
というのもスピーカ自体が小さく、専用スタンドにつけるとちょうどマイクのようになるのでセッティングは自由自在。ソースによって本当に簡単にセッティングポジションを替えることが出来ますし、スピーカー自体の音の締まりと出てくるサウンドのナチュラル感も向上します。

この愛らしい姿で元気一杯に鳴るKEFのスピーカーについてはまだまだ色々と書けますが、今日はとりあえずこの辺で終わりとしときます。
そういえば先日オーディオに全然詳しくない友人が我が家を訪れた際、彼女はこのスピーカーを部屋のデコレーションだと思っていたらしいです。確かに家にはこのスピーカーと余り大きさの変わらない沢山の「玉子」のオブジェがあります。しかしこの彼女の発言によって当初の僕のスピーカーらしからぬスピーカの購入という目論見はこれにて達成されたのでした。(笑)



c0030570_6481999.jpgKEF KHT-3005
2way reflex satellite speaker

Driver Units 19 mm (3/4”) metal dome tweeter 100 mm(4”)
Frequency response 80 Hz - 27 kHz
Sensitivity (2.83V/lm) 88 dB
Maximum output 104 dB
Impedance 8 ohm
Weight 2 Kg
Dimensions(H x W x D) 198 x 130 x 150 mm
by buckup | 2005-03-24 07:08 | AUDIO。 (69) | Trackback | Comments(2)
blue bossa -Ana Caram
ボサノヴァと聞いてまず頭をよぎるのは「夏」。しかし僕はあまりこの「夏」にこだわりは無い。今のように暖かい春でも良いし、寒い冬に暖かい部屋で聞くのも構わない。だけど僕がどうしても譲れないのはボサノヴァは静かな「夜」に聞くということ。

照明を落とした柔らかい光に照らされるリビングルームのバックに流れるのは、シンプルなコードを軽快なリズムで刻むギターとドラム、リズム系よりも多彩で変化に富むバスライン。そしてそこに空気のように漂ようようなヴォーカルとサックスが絡めばもう言うこと無し。一日の疲れもストレスも体から抜け落ちていくような脱力感(良い意味での)に襲われ体を唯ソファーに沈める幸せな夜がやってくる。
そんな僕のボサノヴァな夜に欠かせないのが、ブラジルのAna Caramの「Blue Bossa」。
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基本的にとてもシンプルなドラムセットとバス(多分コントラバス使用)。そしてとても柔らかな響きのSAXと美しい彼女の歌声が織り成す軽快なボサノヴァの世界。収録曲も「Desafinado」「Triste」「Fly me to the Moon」と有名どころをしっかりと抑えているとても聞きやすい構成。彼女の軽やかで空気を漂うような、時に不安定な美しい声が耳にとても優しいです。

このSACDの録音は前回紹介したStingのSACDのようなマルチチャンネル特有の派手なサラウンド効果を生かしたミックスではなく、一般的なSACDのクラシック音楽録音のようにマルチチャンネルによって生み出されるホールの程よい擬似エコー感を再現したとてもナチュラルなもの。
2chのCD面と比べるとその音質の差は明らかで、SACDマルチチャンネルでこの録音を聞くと、空気が振動されて出てくる柔らかいSAXの音やギターの弦を弾く強弱のニュアンス、優しい音色であくまでも裏方でリズムを支えるドラム、そして勿論Anaの柔らかで危ういヴォーカルとそのすべてが本当にナチュラルに空気のように、まるで録音という枠から解き放たれたように部屋中を軽快なボサノヴァ・サウンドで包み込みます。

そこでどれ程このSACDが聴き心地よいのか体験談を一つ。
先日久しぶりに我が家で催した親しい友人を招いてのディナー・パーティ。お腹一杯に夕食を詰み込んだ後に皆で雑談の続きをする為にリビングルームへ移動。その時バックに流したのがこのSACD。はじめは話に盛り上がっていた僕らもいつしかバックに流れるこのSACDの心地よい音と、満腹感とワインの程よい酔いから来る眠気に襲われパーティーは誰もが予想しなかった0時前にお開きに。。。通常パーティーは夜中の2~3時まで続くのですがこの日は僕をはじめ一人の例外も無く皆、成す術も無く撃沈。まぁそれ程心地よく聞ける稀な一枚と言えるのではないでしょうか。(笑)
by buckup | 2005-03-22 01:40 | SACD。 (63) | Trackback | Comments(2)
LA CASA DEL CAFFE' TAZZA D'ORO
c0030570_21323593.jpg先日紹介した僕が普段愛用しているDenby社のカップとは別に、純粋にコーヒーを飲む為だけのカップがうちには1セットあります。
それは黄色地にコーヒー豆を摘む女の子がトレードマークのローマにお店を構えるLA CASA DEL CAFFE' TAZZA D'OROのエスプレッソ・カップです。

TAZZA D'ORO は1946年創業のコーヒー豆を主に扱うお店。3年ほど前の夏に食にこだわるイタリア人(ローマ出身。パスタの手解きを彼から学びました。笑)の友人の実家を尋ねた際にその友人が連れて行ってくれたカフェーで、コーヒー豆は勿論、紅茶やコーヒーに関するグッズ(カップやフィルター)等も扱っています。

彼曰く、ここのグラニ-タ(コーヒー味のカキ氷)を試さずにはローマに来た価値が無いと言うほどローマっ子の間でも評判のお店で、確かに彼の言うとおりここのグラニータの味は格別でした。
またココとは別にローマでも一番おいしいと評されるグラッタケッカ(夏場のみローマの街頭にでる出店で食べられるココナッツやフルーツをあしらったカキ氷)が食べられる出店にも連れて行って貰いました。何でもこの出店は伝説の出店で、彼のお父さんが若い頃からずっと母子3人によって営業され(何故か彼女らは全然歳をとらないらしい)、彼女らは一夏の収入のみで1年中食べていけるほどの売り上げを誇るそうです。確かに人気の出店らしく、夜中の2時過ぎだというのに20分ぐらい並んだのを記憶しています。

話は戻りTAZZA D'OROのコーヒーですが、これは勿論ドイツのコーヒー(日本のコーヒーに限りなく近い)とは違い、モカかエスプレッソで戴く濃い生粋のイタリアンコーヒーです。友人曰く、このイタリアンコーヒーを飲むためのカップはまずカップ自体が厚いものを選ぶというのが大前提で、あとはこの濃いコーヒーを飲むのに適した大きさ(この写真のカップではちょうどコーヒーとミルクを半々に入れると完璧)のものを選ぶのが通らしいです。(笑)

そんなこだわりのある彼が推薦してくれたカップがこのTAZZA D'OROのもの。なるほど本場ローマっ子が薦めるカップだけに口当たり、持ちやすさ共に100点満点です。もしローマを訪れる際は是非このカフェーにお立ち寄りください。お勧めです。
by buckup | 2005-03-19 21:44 | Favorite。(292) | Trackback(2) | Comments(6)
3683Euro!! -驚きのプライス。
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先日久しぶりにドイツの時計誌「ARMBAND UHREN」を購入しました。ドイツには3~4種類のとても真面目な内容の時計雑誌が発刊されており、新作情報から各種特集記事、そして雑誌によってはアンティークモデルのレビューまでしていたりと中々真面目な内容で読み応え十分なのです。(決して雑誌の半分以上が時計店の広告で埋まっていたりはしていないのです。)

今回久しぶりにこの雑誌を購入した理由は、今度新たにNOMOSが出す100本限定についての記事(ドイツの有名高級宝飾店WEMPE向けのもので、文字盤が手書きのような字体。発売時期は不明)が是非読みたかったからなのですが、パラパラとページをめくっていくと何やら面白そうな特集記事が目に飛び込んできました。

今回の特集「Vibrationalarm -5 Armbandwecker im Vergleich」というタイトルの5つの機械式アラーム時計の比較テスト。
ノミネートされた時計はBlancpainのWecker Leman、Eternaの1948 Reveil、Jaeger-LeCoultreのMaster Grand Memovox、Ulysse NardinのSonata。そしてVulcainのClassic 1951の5本。搭載されているもムーブメントもBlancpain 1241、AS 5008、JLC909-440、UN66、V10と様々。ブランパンやJL、Nardinなどは色々と工夫のなされた自社製ムーブメント搭載でクロノグラフ付だったりムーンファーゼ付だったりのコンプリケート仕様。EternaとVulacainは普通の3針アラームモデルでした。
ちなみにVulcainに搭載されているムーブメントは1947年来製造され続けているとても息の長い手巻きの自社製傑作ムーブメントで、Revue社に買収されていた時期もクリケットの名はそのままに綿々と製造され続け、2002年のVulcain社独立後は社を代表する時計として当時のムーブメントのままVulcain・クリケットとして復活しました。

し・か・し。。。この比較記事を読んでビックリ!

SSケースにSSブレスレット。なんら特別な点の無い極々普通の3針+アラーム機能付のCricketの値段が3683ユーロ???

3683ユーロですよ!!!(驚愕の約52万円!)

同じムーブメントを搭載した程度の良い70年代のクリケットが200~500ユーロで取引されているのに、新生Vulcainが設定した新クリケットの値段は3683ユーロ。
OMEGAのスピードマスター・プロのカタログ・プライスが2180ユーロ。そしてピケのムーブメントを搭載したブロードアローがそれより高めの3600ユーロ。
オメガを代表するこれらの「クロノグラフ」よりも高い3683ユーロ。とにかくあまりの強気の値段設定に唖然。新生Vulcainは高級路線で売り出しているのでしょうか?(それにしては時計自体の質感があまりにも。略)人事ながらこんな値段で売れるのかと心配になってしまいました。。。

あなたは新生Vulcainのクリケットにこの価格払えますか?
by buckup | 2005-03-18 03:41 | 時計。 (17) | Trackback | Comments(2)


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